ベナンあれこれ

2017-11-18

アフリカの髪の毛事情

こっちの人は髪質がチリチリしていて髪を伸ばしてもクルクルになるため、男性と子供達は基本坊主です。
でも女の子はお年頃になると、つけ毛をしておしゃれを楽しみます。
左の子がエクステ、右の子がナチュラルヘア
私もアフリカに来るまで知らなかったのですが、よくイメージされるアフリカ女性のボリューミーかつカラフルで独創的なヘアースタイル、あれはほぼつけ毛です。つまりエクステ。

しかしこれ、ものすごいお金がかかる。
付け毛自体も、美容院で編んでもらうのも高い。
人によっては一回で10000fcfa近く使ってるわよというマダムもいます。
10000fcfa=2000円ですが、現地の感覚でそのまま日本円換算してね!つまり現地の人にとってはエクステに一万円使うこともあるってこと。ひゃ~。

かつ、もちろん一度付けたら髪の毛は洗えない。大体一回付けたら一ヵ月くらいつけっぱなし。よく皆ペンを髪の毛に差し込んで頭皮を掻いている。かゆいよね~

アフリカの女性たちにとっては、日本人のようなストレートサラサラヘアーが良いようで、よく
「それ付け毛じゃないの?!」
「あなたの髪の毛ちょうだい!!」
「何のシャンプー使ったらそうなるの?!」
といわれ、はっちゃかめっちゃかに髪の毛を触られます。


さてそんなナチュラルヘアーの私も、やぎちゃんに誘われてついにエクステ付けることに。
やってきたのがこちら。


じゃん。
クルエカメ福祉センター通称CPS。やぎちゃんの配属先です。自宅から徒歩3分。
手前にある二つの建物がそれぞれ美容院と仕立て屋さんになっており、奥が事務所です。


美容院はこんな感じ。一人の女性と、アシスタント的に女の子が2人働いています。

こちらが仕立て屋さん。3人くらいの女性が働いています。
まだ赤ちゃんくらいの子供を背負って働くお母さんもいます。
大変そうに見えるけれどこっちのお母さんは赤ちゃんを背負いながら家事や仕事、物売りや重いもの運んだりとなんでもやる。ほんとうにたくましい。

街中にたくさんある仕立て屋さんや美容院とは違い、ここの二つはCPSが管轄しているそうで、やぎちゃんもまずはここで活動をするそう。

ヘアスタイルのカタログポスター。これがいい!と指定すると大体そんな感じにやってくれます。


まずはやぎちゃんから。やぎちゃんはすでに3種類ものつけ毛を買っている。何回ヘアチェンジするつもりだろう。

 細かく丁寧に一本の紙も逃さず編み込む技術は本当にすごい

やぎちゃんのヘアスタイルは、前髪から後ろへかけて地毛を編んでいく途中途中にエクステを編み込み、エクステを横に流していく感じ。ボリューミー。


お母さんが仕事中なので周りでちょろちょろ動き回ったり、ピーナッツ食べたり、泣いたり甘えたり。

 できてきた!編み込みでできた模様が見事です。
ハサミで形を整えて終了。トータルで二時間半かかりました。



続いて私。
私がつけるのはすでに編み込まれているエクステ。



ちょっとわかりづらいですが前髪の生え際に一本エクステをつけて、

地毛は後頭部にかけて編み込む。

編み込まれた後頭部。横に垂れているのがエクステ部分。

そのエクステを後ろにおろして完成。サタンみたい。
頭に蛇飼ってる気分です。こちらも二時間半でした。

 頭やってもらう途中途中で中断して別のお客さんの洗髪やったり。豪快。


エクステしてから数日たちましたが寝るとき痛かったりもせず、むしろエクステ部分が後頭部をカバーしているので良い枕替わりです。頭に枕くっつけて生活してる感じ。

頭洗わなくていいのも楽だしね!早速頭皮かゆいけどね!!
あとベナン人ウケめっちゃいいです。


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