ベナンあれこれ

2018-05-15

コトヌー漁港

学校のストライキもこの前終わって、ついにこの月曜日、保健センターのストライキが終わりました!
予防接種も月曜だけでなく、金曜も実施するとの事。よかった~。



さてこの間、コトヌーの漁港に行ってきました。


ここの漁港では、先輩隊員が活動してらっしゃいます。
船籍もベナンのものでだけではなく、周辺国の船も入ってくるそう。

わー!!水揚げされてる!!!おっきい!!

運ぶときはやはり頭の上。

ここでは魚のセリが行われるそう。ベナンの築地だ!

この冷凍庫には氷がいっぱい入っています。

氷が落ちるときすごい音する。(音量注意)


漁港の食堂でお昼ごはん。
カニ入ってるカニ!!殻ごとバリバリ食べます。おいしいよ!!


魚の干物。煮干しみたいな味するかな!?と期待してたべるも無味。ゴム食べてるみたいだった。



普段生魚をなかなか見る機会がないので、すごくテンション上がった。
他の隊員は、ここで新鮮なお魚を買って、ドミでさばいてお刺身とか焼き魚とか食べたりしたそう。ぜいたくぅう~!!任地で買う冷凍の魚とは全然違っただろうなぁ。

何回も行っているコトヌーでも、知らないところや行ってないところはまだまだたくさんあるんだなぁ。
そういえばコトヌー、映画館もできたんだとか。「ブラックパンサー」が見れるらしい。

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5月13日は母の日でした。
いつもお世話になってるクルエカメのお母さん達に、蒸しパン作って持ってった。
ベナンでも5月に母の日があるんだって。
元気でパワフルなお母さんたち、いつもありがとう!



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2018-05-10

倉庫が汚い。

保健センターはストライキ中で、月曜日しかやっていません。
今までは月曜と金曜にやっていた予防接種も月曜だけになったのでその分人数が集中。
お母さん達から母子手帳を預かって、保健センターが保管している予防接種カードと照らし合わせて、体重測って、母子手帳とカードに今回の予防接種の記録と次回の予約日を記入して…ということをやっていると、あっという間に午後。


特に月曜が休日だった場合、次の月曜日の混み具合は凄まじい。ひどいときは9時~夕方17時過ぎまでかかり、その間飲まず食わず。でも保健センターの人はそれでも毎回ちゃんときて、最後までやり切っているところを見ると、ほんとはもう疲れ切ってるだろうに、すごいなぁ。と思います。(たまに機嫌悪いと母子手帳をお母さんたちに投げつけてる)


今週の月曜日、予防接種の準備をしている最中、明らかに注射器の数が足りない。
保健センターの人に「倉庫の中見たんだけど今日の分注射器足りなくない?」と聞くと「足りなくなったらあとで探すから。探せばまだある」と言われる。いやいや絶対ない!私倉庫の中ちゃんと探したし。

この「倉庫」というのは予防接種で使用する注射器や脱脂綿、体重計、予防接種カードなどが保管されているところなのですが、これまたびっっっくりするくらい汚い。
ホコリはもちろんネズミや虫の死骸・フン、蜘蛛の巣。動き回るゴキブリ…。
こんな倉庫に保管されてる注射器で予防接種なんて受けたくない…!

前々から掃除したいと思ってはいたものの、保健センターに人手があるのは月曜日だけだし、となると予防接種の後しかない。でも長丁場の予防接種の後はとても倉庫掃除に挑む気になれない…。

と、そんな倉庫に注射器は保管されているのですが、結局探してもその日使うのに十分な注射器がなく、予防接種が中断。そこへ保健センター長が現れ、一緒に倉庫の中を確認。
「こんなに汚かったのか!!これは注射器の在庫把握もできたもんじゃない」
とびっくり。

結局注射器自体は地域病院の方から持ってきて、予防接種は無事終わったものの、やはり改めて気になる倉庫の汚さ。
もう夕方だしお昼食べてないからお腹もペコペコだけど、センター長と話してその日一気に倉庫の中を掃除してしまうことに。

出勤していたほかの職員もちょろちょろっと集まって、一緒にお掃除。


段ボール何箱分にもなる10年以上前の予防接種カードやら、壊れた体重計、使い終わったワクチンの空き瓶の山、誰のか分からない靴や服…そして詳細には言いませんが生き物たち…汚いところの掃除をするのは苦ではない方なのですが、さすがに気持ち悪かった…。
一回倉庫の中のものを全部出し、期限切れの注射器も捨て、貯めてある医療廃棄物も指定の場所に捨て、予防接種カードは最近5年間までのを整理しなおして保管、それ以外は破棄。


量が量だけに大変な作業だけど、一緒にやってくれる人がいてよかった!結局最終的に残ったのは彼一人だけだったのですが、せっせと動いてくれました。
結局4時間かけて大掃除。大分きれいになった~!!
センター長も「めっちゃきれいになったやん!」と見に来てくれて、ご褒美にマンゴーまで頂きました。ありがとうございます!

あとはこれをどれだけ持続できるか…。せっかく十何年ぶりに大掃除したんだから、この状態を保ちたい!
でもそこまでの話をするほど気力が残っていなかったので、倉庫内の掃除や整理整頓について今度お話ししたいです、とだけセンター長に伝えて配属先に帰りました。


掃除前の写真ちゃんと撮っとけばよかったな~…。


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2018-05-02

4月何してたの??

4月25日のマラリアデーにかこつけて、4月は活動全体をマラリア中心に行いました。
因みにストライキは依然続いていて、保健センターは月曜日にしかやっていません。
しかし私の配属先は地域保健局なので、皆ストライキ関係なく働いています。

予防接種

予防接種で以前は栄養についてお母さんたちに話していましたが、4月はマラリアをテーマにして、予防法(蚊の発生源をなくす、蚊帳を正しく使う、蚊に刺されない工夫など)や、59カ月までの赤ちゃんと妊婦さんはマラリア治療が無料であることなどを話しました。

マラリアの原因は何?というクイズでは、四択で「太陽、蚊、ねずみ、犬」という選択肢があるのですが、蚊という回答に混ざって時々「太陽の光も原因だ」と言っている人も結構いました。こんだけ日差し強いと太陽のせいにしたくもなるよね。

ラジオ

FMクッフォでラジオ放送。クッフォ県で放送しているラジオ局で、マラリア予防を啓発する内容の収録をしに行きました。



原稿もカウンターパートに見てもらって、すらすら言えるようになってから挑んだのに、収録直前に、「対話形式で収録しよう」ということに。


もとは私がマラリア予防を呼びかける内容だったのを、ラジオ局の人との対話形式で、相手が「マラリアの原因は?」「マラリアになると死ぬんですか?」「効果的な予防法は?」と聞き、それに対して私が答えるという方式をとりました。


収録後、知っているアジャ語をとりあえずマイクに向かって全部話せと言われて、なぜか私の滑稽なアジャ語も録音される。
そして、普段のラジオ放送もアジャ語で行っており、アジャ語の方が聞いている人にも分かりやすいので次はフランス語でなくアジャ語でやってほしい、とのこと。

フランス語もアジャ語もままならない私じゃなくて、地域の子供や学校の生徒に音声だけの啓発劇をアジャ語でやってもらって、それを放送するとかできれば良いなぁと思いました。

自分の放送自体は実際聞けなかったのですが、後日街を歩いていると、「ラジオ聞いたよ!」「ラジオでしゃべってたね!!」「ラジオからゆまの声が聞こえてきたよ」と皆から話しかけられる。
お~みんな聞いてくれたのね!と嬉しくて
「私がラジオで何について話してたかわかった?」と聞くと、
「アジャ語で“私は米を食べる“って言ってた!」

そこ~?!そこはおまけで収録したところだから!大事なのそこじゃないから!
てかそのアジャ語なんで放送に使ったんだよ!

「いやアジャ語も話したけど、マラリアについて話してたんだよ」というと、
「あ~そんなことも言ってた気がする」
アジャ語に全部インパクト持ってかれた。

村での活動


クルエカメ中心地から歩いて30分くらいのところで活動しているピースコーの女の子と一緒に、村の女性グループを訪ねました。

私はマラリアについて、ピースコーの彼女はモリンガについてそれぞれ話しました。



毎回村での啓発のたびに思うのですが、すっごい踊らされる。まず啓発を始める前に、一通り村人が集まったら、歓迎のダンスを披露してくれる。そして一緒に踊らされる。
でもヨボが踊ると非常にウケるので全力で踊ります。


踊ると、場のテンション高まってから話ができるので、話してる最中の村人の反応や、意見・質問の出方も良く、私としてもやりやすいです。
もはや村人の踊りが始まると私は自ら進んで踊りに行きます。負けてられません。
終わった後も、「私たちの村へ来てくれてありがとう」の踊りがあります。へとへと。
ピースコーの子はそんな私を見て苦笑いしてましたが最終的に彼女も踊らされてました。
絶対踊った方が楽しいよ!

最後に記念撮影。写真大好きなベナン人、いつまでたっても撮影会が終わらない。


終わった後は、手伝ってくれた人たちと一緒にお昼ご飯を食べながら、反省会と次回の作戦会議。
ピースコーの彼女はクルエカメ市内の保健センターに配属されていて、任地が近いこともあり、長期休暇中に子供たち向けに保健教育キャンプを一緒に開催しようと企んでいます。長期休暇中子供達やることないもんね。


おまけ:モリンガを植えたよ。


地域病院の敷地に畑があり、そこにモリンガを植えました。
雨季に入ってからが良いと言われていたので、4月に入ってからコトヌーで買った種を持っていき、庭師さんに手伝ってもらって種まき。
任期中に十分育つか分かりませんが、大きくなったら産婦人科のお母さんや小児科の子供にモリンガを食べてもらえるようにしたいです。
因みにコトヌーで大量購入したこのモリンガの種は、今後栄養啓発でモリンガの話をするときに毎回配布予定。家に植えてね!


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