ベナンあれこれ

2017-12-29

★☆Joyeux Noël☆★

皆さん今更ですがJoyeux Noël!!
ベナンで過ごす初めてのクリスマス、盛りだくさんでした。

まずは23日。孤児院でのクリスマス会にお呼ばれしました。プレゼント代わりに子供たちへお菓子を買ってやぎちゃんと孤児院へ。


到着すると、子供たちのためのご飯が用意されている真っ最中。


大量のリオグラ!!(パーム油で炊いたご飯)
孤児院の子供と小学校の子供も一部参加するとのことで子供だけで120名分もある。



本格的に会が始まるのは午後からということでおやつのドコとブイーを頂く。
座っているのは水が入っているタンク。この孤児院には井戸がないので、遠くから汲んで運んで来たり、お金を出して運んでもらった水を使っています。


とここで、私がコトヌーに移動しなくてはいけないため途中帰宅。
この後ここではクルエカメの市長さん等も参加して、ちょっとしたセレモニー的なことをやり、大量に作っていたご飯をみんなで食べたり歌ったり踊ったりしたそうです。



さてコトヌーに移動してドミにいた先輩隊員の皆さんと夕飯。
私達より一つ前の隊次、2016-4の三人方です。ドミに同期がいなかったので一緒に夕食に連れてってくださいました。ありがとうございます!!


コトヌーでもイルミネーションが見れるよ!!ちょっとだけね!!
ちなみにクルエカメにはこんなのないです。





24日。今回の上京の目的、自転車購入へ。
任地の道の悪さにも耐えられる自転車をコトヌーで探します。

でも自分は全く自転車の知識がないので先輩隊員のおいちゃんに頼んで同行してもらいました。



コトヌーには自転車屋さんが集まっている区画があり、路上で販売しています。



自転車についているパーツをいろいろ確認してくれるおいちゃん。私にはどの自転車がいいか悪いか全くわからない。因みに売ってるのは全部中古。



買えた~!車の後ろに括り付ける。
後続車に注意を促すあれを黒いビニール袋で…一応…意味あるのかしら。
今まで徒歩圏内でしか活動できなかったけど、自転車のおかげで来年は活動範囲も広がる!
おいちゃん自転車選びについてきてくれてありがとう!




その夜はクリスマスイブということでドミにいる先輩方と夕飯を食べに。



クリスマスらしくチキンとか牛タンとか。コトヌーは何でもあるなぁ…。
しかもちゃんとおいしい!!


クリスマスということでケーキも買いました。

ドミに持ち帰って食べる。ジョワイユノエル!!


25日、モロッコへ任国外旅行へ行く先輩方を見送り、クルエカメへ戻る。

クリスマスパーティーにお呼ばれしてたので家に戻るや否や着替えてすぐに友人の家へ。

本当はこの家族と新年を一緒に過ごそうと前から言われていて、お揃いの布で服を作っていました。
しかし私が年末年始クルエカメで過ごせなくなってしまったので、かわりにクリスマスにお揃い着よう!ということで


じゃん!!赤いからちょうどクリスマスっぽい??




イベントごとは何でも歌ったり踊ったり。演奏したり。
ベナンでは家族で過ごすのが一般的だそうです。
家で普段よりちょっと豪華なお肉入りのご飯とかを作って皆で食べたり。

子供たちともお揃い!!


ちなみにこの時別の家に遊びに行っていたやぎちゃんもお揃いだよ!



お礼にケーキを持っていきました!お招きありがとう~!!


と、こんな感じで盛りだくさんの三連休。
一緒に過ごしてくれた皆さんありがとうございました!



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2017-12-21

最近の小ネタ集

12月もあと10日程…しかし全く年末感のないベナン。

因みに年越しは移動禁の開けていない勇輝のところに集まろうということで、同期でジュグーへ行くことになりました。えりか姉さんとおせちを作るよ!ベナンの限界と闘います。

さて、年が明けてしまう前に、ブログに残しておきたいけど一個の記事にするほどでもないかなという小ネタ達を集めました。


木のお菓子

家にはガスがあるのであまり炭を使って調理することがないのですが、ある日急に思い立って、炭をいこす。

 何をつくるでしょう?!


ちくわっぽいビジュアル。でもちくわじゃないよ。
何回も何回も同じ工程を繰り返してじっくり焼く

 できた~!!
バウムクーヘン!


ドイツのお菓子だよ!断面が年輪みたいだから木のお菓子って名前だよ!と説明。
奇妙なお菓子に皆興味を示してくれて、即完売でした。ベナンでもバウムクーヘンはつくれる!(作るのに二時間以上かかったけど)



猫?!

いつも通り夕食を食べにベナン人の家庭にお邪魔しているとお父さんが猫を持って帰ってきた。


死んでいる。これ、食べるんだそう。正確には猫ではない、なんというか、猫とハクビシンの間のような動物。茂みでとってきたんだとか。ハンター!!

調理前の下準備に時間がかかるとのことでこの日私たちは結局食べなかったのですが、捌く前に炭火の中に入れて毛を全て焼き切っていました。

前にヤギの調理を見たときもやぎの頭や手足で出汁を取る前に炭で丸焼きにしてた。皮を剥ぐより焼いてしまう方が簡単なのかな?



かにたべいこう

またしても同じ家庭で夕飯。「今日はクラブを食べるわよ!」と言われて行ったら本当にカニがいた!!


グランポポで買ってきたんだとか。小さいカニが大量。
一回素揚げして、ソースに入れます。


揚げてあるので殻も食べれるよ!カニ自体が小さいこともあって身はあんまりなく、どっちかっていうとバリバリ殻を食べている感じ。
でもちゃんとカニの味はする!エビせんみたいでおいしい~!
ごちそうさまでした!


寿司

ついにクルエカメにお寿司屋さんが!!


できたわけではない。
でもこんな日本と離れた辺境の地で、こんなポロシャツがふと視界に入ったら誰かに伝えたくなっちゃう。

古着は世界各国から安価で大量にアフリカに流入しています。
この日本のスシロー店員が着ていたであろうポロシャツが、一体どんな経路でここクルエカメでバイク整備をする彼の元へ届いたのか…と思いをはせる午後。

ムタード



最近の私とやぎちゃんの流行り。ムタード。
豆を発酵させているもので、納豆とか味噌とかに近いものだと思うんですがいかんせん臭い!!発酵臭がすごい。でもベナン料理には欠かせない!なぜならソースに使うから!!


ということでまさかの自炊でソースとパットを作る。この臭さがなんともいえず良い!ほんと納豆みたいな臭いです。入れた方が断然おいしいと思う。炒飯とかパスタに入れてもおいしいです。

このムタードどうやら地域性があるようで、同期のこてつ兄さんによると北部型はこんな感じ。
小さい方がネレー(?)、大きい方が大豆でできているそう。クルエカメで売ってるのと大分違うなあ。切らないと使えないんだとか。ちなみに北部と南部の間、中部・ダッサのムタードはアラシッド(ピーナッツ)でできているそう。おもしろい!



夜マルシェ

最後にクルエカメの4日に1度のマルシェ・夜バージョンの写真。

昼は午後くらいから本格的に盛り上がり、夜も深夜までやってるんだとか。
夜はどこのお店もランプをつけてますが、このランプ、

粉コーヒーとかが入ってる缶を再利用してできてる。中に油を入れて使います。なかなか明るいよ!
火の優しい色がきれいでしょう?夜のマルシェも雰囲気がまた違って素敵だと思う。



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2017-12-19

日ごろのお節介

昼休みに配属先から家へ帰っていると、近所の商店のおじさんに呼び止められる。
「今日子供が産まれたんだ!見に来い!!」

お~!こないだまでお腹大きかったお母さん、ついに出産!おめでた~い!!
家の中へお邪魔して赤ちゃんとご対面。因みに初産だったそうです。


生まれたてほやほやです。この日出産して、この時は病院から帰ってきたばかりだったそう。ベナンは病院で出産しても、すぐに家に帰っていきます。長くても病院にいるのは出産後2~3日くらい。

日本だったらこんな生まれたての赤ちゃん、抱っこできないだろうな…と思いながら赤ちゃんをしみじみ眺めてたら、「あんたが病院で産めって言ってたから、ちゃんと検診も行ったし、出産も病院でしたんだよ」とお父さん。

ほんとに~?!


確かに事あるごとに街で妊娠中のお母さんにあったら「病院行った?検診受けた?」「自分と赤ちゃんのためにも、家じゃなくて病院で出産して!」とうるさいくらい言ってはいました。


この地域では伝統助産師さん、産婆さんが村にいて、その人たちに手伝ってもらいながら出産することがまだまだ多いです。病院で出産することの方が少ない。
特に病院や保健センターから遠い地域だと、出産や検診のために病院へ行くのも大変で、そのための交通費もかかるので、病院へ行かず、家庭で出産します。

家庭での出産はやっぱり病院での出産に比べると母子ともに負うリスクも高いので、できればお母さんたちみんな、病院に来てほしいけど…なかなかそうはいかない


この家はまだ街の中心部にある家庭だから病院にも行きやすかっただろうけど、そうやって
「母親(赤ちゃんのおばあちゃん)は行く必要ないって言ってたけど、ゆまが何回も病院行けっていうから病院行ったよ。」
と言って貰えると、日々のお節介な言動も誰かしらの記憶に残ってくれることもあるんだな、と思えました。

ということでまたさらに
「6か月間は絶対母乳以外与えちゃダメ。ブイーもだめだよ!ちゃんと赤ちゃん予防接種連れてってね!」
とお節介やきまくって帰ってきました。元気な子に育て~!!

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2017-12-17

日曜だよ教会へ行こう

ベナン人によく聞かれる質問の一つ。
「日曜はどこの教会行ってるの?」


私の任地クルエカメではイスラム教徒も少なからずいるものの、ほとんどがキリスト教徒。街には大小いくつかの教会があり、街の皆は日々それぞれの教会へ通っています。
特に日曜の午前中はミサに行く人が多く、街から人が消える。


一方私は極一般的な日本人。正月は家族で近所の神社に初詣に行くし、お盆・彼岸はお墓参り。クリスマスもちゃっかりうかれる。しかし毎週日曜にミサに行く習慣はない。

なのでいつも「日曜は教会行ってないよ」と答えていたんですが、毎回「なんで?!」「楽しいから行けばいいのに!!」と言われていました。

そんな中、ご近所さんが私を教会に連れて行ってくれることに。


連れて行ってくれたのは街の中心地にあるカトリック教会。クルエカメにある教会の中でも大きい方です。


ミサは日曜朝9時から12時半。教会は神様に会うところ!ということで皆綺麗におしゃれしてきます。女性は必ず頭に布を巻く。席は男女子供で分かれています。

ミサの大体の流れはこんな感じ
・歌う、踊る
・皆で歌って踊りながら列を作って教会の前方へ賽銭(?)しにいく。三回。
・村人からの一言。自己紹介とともに。
・聖書を読む。フランス語とアジャ語で。
・ひたすら歌って踊る


西洋の、パイプオルガンが響き渡っているようなミサをイメージしていると大分違うんだと思います。とにかく音楽ガンガンに響かせて皆で立ったり座ったりしながら踊る。


歌もアジャ語なので何言ってるかわからないのですが、とりあえず分かるとこだけ歌うなり、分からないとあきらめてひたすら踊るのに専念したり。

しかしこれが楽しい!!皆で思いっきり歌って踊って!
ライブに来ているような感じ。終わった後は疲れ果てる。
恥ずかしがってちゃだめです。一回ミサに来てしまったら、もう周りのベナン人に指さされるくらい全力で。


ミサの途中に、言いたいことがある村人が前に出て全員に向かってコメントを言う箇所が何回かあるんですが、私も流されるがままアジャ語であいさつと自己紹介。
結構ウケた!これで名前覚えてもらえたかな?!



前方には聖歌隊も。きれいな歌声ですよね。




聖歌隊は土日の夕方にこんな風に教会で集まって練習もしています。


と、そんなこんなで最近毎週日曜はミサに行っているんですが、よく街中で

「あんた教会に来てるよね?」
「教会で踊ってるの見た!」
「また今週もミサ来るよね?!」
「お前が来てみんな喜んでるから次もこい!」

といろんなところで声をかけてもらえることが増えました。

私自身キリスト教徒じゃない、かつミサの内容がよくわかってないのに通うのもどうかと思いますが、

「たまに見かけるけど日ごろ何してるかわからないヨボ」でいるよりは
「日曜に教会に現れて皆と歌って踊ってるヨボ」の方が街の人に親近感持ってもらえるかなと、思っています。

日曜なのに朝寝坊したい気持ちよりもミサで歌って踊ってきたい気持ちが勝つしね!
今後は歌える歌をもっと増やしたいな~。


日曜朝から歌って踊れる元気がある人はぜひクルエカメで私と一緒に教会に行きましょう!
ハレルヤ!!


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2017-12-15

クルエカメへようこそ!!

今ベナンで一番ホットな街と言えばわが任地、クッフォ県クルエカメ市。(Kouffo, Klouékanmè)


舗装道路も(一部)通っていて、4日に1度開催される大きなマルシェもある!
なんといってもわたしとやぎちゃんがいる!!


…そんな大人気スポットには来客が絶えません!
ということで最近クルエカメに来てくれたお客様たちを紹介します。

まずは先輩隊員のたつさん。

職種は自動車整備で、クルエカメより北東にあるコヴェという街にいらっしゃいます。

そんなたつさん、なんといっても料理が上手!
クルエカメに女子二人がいるにもかかわらず、いつも夕ご飯を作ってくれます。
しかもめっちゃおいしいです。

常にエンターテイメント性を忘れないたつさんは毎回トランプを持参して、手品をやってくれる!全く種も仕掛けもわかりません。お酒が入りすぎると種と仕掛けしか見えなくなる。
近所の子供たちや孤児院の子供たちもたつさん大好きです。
今年のJICAベナンのカレンダーにたつさんの写真が載っており、クルエカメのいくつかのお店にそのカレンダーが貼られているので、「あの日本人見たことあるぞ!!」と噂されています。


お次は緑!!同期で唯一南の任地・グランポポから来てくれました。

 子供にモテモテ。さすが小学校教育隊員、子供の扱いは慣れたもんです!

緑は駒ケ根訓練所で語学クラスが同じだったこともあり、時間があるときには一緒に甘いものを食べに行ったり、募る思いをツラツラ聞いてくれたりしました。ほんとにいつもありがとう。

コトヌーに上京した帰りに寄ってくれたので、買ってきた食材で夕飯!!作ったのはチーズナンとカレー!!

そんなこんなで華やかな女子3人で贅沢な夕飯を食べていると携帯電話が鳴る。


「明日クルエカメ行っていい?!」


と、突然やってきたのはこの二人。
左が同期で小学校教育の雄星。任地は北の大都市パラクーです。
右が先輩隊員で看護師のおいちゃん。任地はパラクーのちょっと上、ボコという小さな村にいます。


この二人、任地がお互いに近いこともあり、非常に仲が良い。
今回の天皇誕生日レセプションで上京し、コトヌーからパラクーへ帰る途中途中でいろいろ寄り道をしているそう。詳しくは雄星の旅行記へ!地図を見るとなかなかの大移動ですね。

いつもやぎちゃんと二人だから、こんなに人がいるクルエカメの夜は初めて!!

そういえば、フライドポテトを作って、友人に送ってもらったダシダをふりかけました。
めっちゃマックの味!!感動!!



いつもお世話になっている家庭にもご挨拶。

私の「結婚していて夫がナチチングーで働いている設定」をリアルにするべく、おいちゃんがクルエカメ滞在中、ずっと私の夫役をやってくれました。


「ナチチングーの夫が会いに来てくれたよ!」と紹介すると案の定いろいろ質問攻めにされ、かつ実際おいちゃんの任地はナチチングーじゃないので、いろいろボロが出そうになる。

でもいろいろ話しを合わせて見事演じ切ってくれました!おいちゃんありがとう~!!
これでしばらくは街の皆に「ナチにいる夫はいつクルエカメに来るんだ!」と言われなくて済む…



さて翌日は4日に1度のマルシェの日だったので、皆で探索。
実はクルエカメには2か所マルシェがあり、中心地にあるのが主に野菜や日用品を売っているマルシェ。

そしてクルエカメの町の入口の方にあるのが、動物やブードゥー教グッズ、大量のミカンが売っているマルシェです。

お昼はおすすめの豚肉屋さんで豚肉とピーロン!おいしいんですよここのお店~!


緑は2泊、メンズは1泊と、クルエカメの魅力を知り尽くすには短すぎる滞在!
まだまだ見どころいっぱいのクルエカメ、ぜひまた遊びに来てね!!
美女二人が全力でおもてなしします。


…皆が帰った日、さすがに寂しすぎてやぎちゃんと二人で寝た。

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