ベナンあれこれ

2018-03-30

弾丸ベナンツアー!!!~クルエカメ編~

今年に入ってから一気に更新頻度が減った!
でも元気です!

先日書いたラッサ熱ですが、あの後任地クルエカメ市があるクッフォ県で、ラッサ熱と疑われる症例が出たため、同じクッフォ県内で活動するボランティアは保健センターや医療施設への立ち入りができませんでした。

ですが3月16日、保健大臣によりラッサ熱の終息宣言が出て、JICAベナン事務所からもボランティアの医療施設立ち入り禁止措置が解除されました。

しかし現在保健センターはストライキ中。保健センターが活動の中心だったり、活動の協力者が保健センターの医療従事者だと、なかなか思い通りに動けません。

ラッサ熱といいストライキといい、保健センターで活動できないことを想定して、もっと学校や孤児院、村の方にも活動場所を広げた方が良いというのを痛感。

4月25日が世界マラリアデーなので、4月はマラリア予防の活動を中心にしていこうと準備中です。雨季にも入ったこともあり、よりマラリアには注意!!

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さて、話は変わって2月、日本からベナンにお客様がいらっしゃいました。


大学の後輩、ももかちゃん。
この3月に大学卒業で、春休みを利用してはるばる日本から会いに来てくれました。
こうやって日本から誰かが訪ねて来てくれるのは初めて!!滞在期間は一週間で、ベナン全土を見るというよりはベナンの暮らしを体験したいということでクルエカメとコトヌーメインで滞在しました。
お土産~!!日本の食べ物!!お菓子!!うれしい~!!ありがとう!!大事に食べます!

ベナンの数少ない観光地、アボメーにも行ってきました。クルエカメから車で45分くらい。ボイコンの隣町。
アボメーは、17世紀に奴隷貿易で栄えたダホメ王国という国があったときの首都で、当時の王宮が残されています。


まずはアボメーの街の入口に佇むベンハンゼン王の銅像。
一応周りが囲われていて、入場に100fcfa払います。外側からも十分見れるのですが中に入るとガイドさんがフランス語または英語でこの銅像にまつわるベナンの歴史を説明してくれます。



さてお次はメインの王宮群。世界遺産に登録されています。
内部は撮影禁止。受付のロッカーにカメラを預けます。

敷地内に王宮として使われていた長屋のような建物があり、ガイドの人が案内してくれます(仏語)。王宮の中は現在博物館になっていて、昔の王様が使っていたものだとか、当時の人々が日常生活で使っていたものなどが展示されていました。敷地は思っていたより広く、全部回りきるのに1時間半かかりました。(正直途中で飽きる)


クルエカメには4日間もいたので、滞在中は何でも体験してもらいました。
ピュアウォーター(袋入りの水)を飲ませる。一回目は袋をかみ切った時点でこぼしまくってからだびっしょびしょになってたけど滞在中盤になると慣れたもんです。
同じ要領でお次はFanMilkのアイス。袋に入ってるアイスで、ラッパのようなもので音を鳴らしながら自転車や手押し車で売り歩いている。豆腐屋さんみたいな「パフ~パフ~」という音が聞こえてきたらFanMilkが近くにいるぞ!

ももかもたくさん食べた!暑いもんね。滞在終盤には「パフ~パフ~」と聞こえてくると「あっFanMilk…!!」と、そわそわするようにまでなりました。ベナン化!

「オレンジは飲むものである」の洗礼。

ベナンではオレンジが外側の皮をむいた状態で道端で売っていて、上から吸って飲みます。手がべたべた。


やぎちゃんのCPS(福祉センター)で髪を編む。(翌日取った)
行く先行く先で「この人、ゆまのお姉さん?」「双子?」と聞かれる。
否定しても「そんなはずない!こんなにそっくりなのに!!」と言われた。まぁ…ベナン人から見れば同じ顔に見えるのかもしれない…。


やぎちゃんに孤児院に連れてってもらい、子供たちと走り回る!!

パット作り体験。すごい力がいる。練って練って練って!!


布屋さんで布を選ぶ。この時買った布でこの後お揃いの服を作るよ!

ももかがクルエカメ来てから今までにない断水が起き、近所の井戸に水を汲みに行きました。おかげで井戸水汲み体験!見た目以上にしんどい!



そしてクルエカメでのメインイベント…
「やぎ飯」を食らう…!!


今回「食べ物チェックリスト」を作り、滞在中にベナンのありとあらゆる料理を無理やりたべてもらいました。

そのリストの中に、「やぎの料理」という項目があります。山羊肉を使った料理という意味ではなく、クルエカメの美女・やぎちゃんが作る現地食風料理のことです。

やぎちゃんが私に毎晩作ってくれるこの料理、ムタード(納豆のような豆の発酵食品)や
オクラやトマト、たまねぎに唐辛子や重曹もいれて…と内容も現地食さながら。
これをパスタにかけたりご飯と混ぜてチャーハンにして食べたりします。ネバネバでおいしい!

そんなやぎ飯を食べてもらうべくお願いしたところ、活動で忙しい中、喜んで作ってくれました。ありがとう!

なんと予想に反して大好評!!言葉に表せない独特ご当地グルメ。ここでしか味わえないやぎ飯が気になった方、ぜひクルエカメへ!!
やぎちゃんいつもご飯作ってくれてほんとにありがと~う!


本当に毎日違うベナン食を食べてもらい、見事コンプリート。


クルエカメ最終日には全部コンプリートするためにベナン食あちこちで買ってベナン食ビュッフェ。
本当によく食べました。私も日ごろこんなに現地食食べません。この数日だけで2キロ太りました。


そんなこんなでクルエカメ4泊5日はあっという間に過ぎ、お世話になったやぎちゃんに別れを告げてコトヌーへ移動。

弾丸ベナンツアー!!!~コトヌー編~ へ続く!!

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