2018-12-20

家族がベナン来て保健知識大会やった!

8月後半、父と弟がベナンに来てくれました!
もう一人の弟も来る予定だったのですが黄熱病の予防接種が間に合わず…
※この時は、ベナン入国時に黄熱病の予防接種を受けたことを証明する「イエローカード」の提示が必須だったのですが、今年9、10月頃に、ベナン入国時のイエローカードの提示義務がなくなったとのことです。廃止後ベナンに来た友人も、イエローカード提示を求められなかったとか。

今年の日本の猛暑よりはベナンの方が涼しかったようで、「アフリカに避暑に来ている…」と父がつぶやいていた。日本、そんなことになっているのか。私帰ってから大丈夫だろうか。

同僚が父と弟の歓迎会を開いてくれました。二人ともベナン食が合わなかったのか、終始お腹を壊していた。
ベナン人の知り合いの家で一緒にご飯作ったり。

また、今回のベナン訪問の目的である、孤児院訪問も。

日本から、要らなくなった文房具などを集めてスーツケースい~っぱいに持ってきてくれました。協力してくれた皆さん。ありがとうございました。

この時は夏休みで孤児院にいない子も多く、集まった子は少なかったのですが、後日新学期が始まるセレモニーで孤児院の子供達に配布されていました。

先にこうやって一人一人に支援物資のノートやペンが割り当てられており、

名前を呼んでひとりづつ配ります。


あっCampusノートだ!
ちなみに孤児院の中には大抵学校があり、平日は他の学校と同じように授業があります。
皆、日本の文房具でお勉強頑張って~!


そして、父と弟の滞在中に調整がついた、村対抗の保健知識大会も見に来てもらいました。


保健知識大会やった

保健知識大会とは、私とNGOが啓発活動をした4つの村の人々を集めて、どれくらい啓発で伝えたことが理解されているか、知識や大事なポイントを覚えているか、を競う会です。
村人全員は呼べないので、各村から5~6人ずつ代表を出してもらい、各村からなるべく同じ距離に当たる場所で開催しました。

質問セクションでは基礎的な問題を多くしたつもりでしたが誤答もちらほら。


また、自分たちがやった啓発をオリジナルで現地語の歌にしてくれていたり、踊りを混ぜながら楽しそうに発表してくれて、こちらも見ていて面白かったです。


NGOのメンバーだけでなく、招待した区長さんや地域のお偉いさん方にも審査員をやってもらいました。最終的に得点を合計し、順位を付けます。


勝ったのは、マテぺ村の人々。


この村は、4つの中でも最も僻地に位置していて、以前ブログにも書きましたが、水道も電気も井戸も学校も保健センターもなく、保健ボランティアも活動していない村です。

その村では1人の女性が非常に私達との活動に積極的で、啓発も熱心に質問したり、事後の普及を村人にしていたり、自主的に家庭を回ってくれたりしていました。

そのことを知ったときは、誰かが頼んだわけでもなく、お金がもらえるわけではないのになんで?と思わず聞きました。

「自分たちの村がどうしようもなくひどい状況なのは分かっていて、病気で人が死んでいくのもしょうがないことだし、私たちを見放している政府のせいだと思っていた。でも、自分たちで病気を防いだり、健康でいることに対して努力できることがあると知って、それなら村や家族のためにできるだけのことはしたいと思ったから。」と言っていました。

何というボランティア精神!しばらくそういったことを村でやっているうちに、村長や村人から感謝されたりもして、彼女の日頃のモチベーションにもなっているようです。



そんなこんながあって、主催者側としては平等に見なければいけないけれど、結果が出てそのマテぺ村が1位だったと知ったときは私もとても嬉しかったです。

賞品はNGOや私も出費しましたが、特別ゲストの父にもお願いし、お米を買ってもらいました。ありがとうお父さん!

賞品は他にもモリンガの粉や石鹸などあり、1位から4位まで賞品はあります。

バタバタしましたが、無事終了。皆、ちょっと間違えているところもありましたが
啓発で伝えた内容を覚えていてくれて嬉しかったです。
間違えのあった箇所は終了後にもう一回おさらい。

そして今回の結果が何位になっていても、今後も啓発で伝えたことを忘れず、村の皆で実際に習慣づけてくださ~い!

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2018-12-18

mundi12月号載った!


JICAの広報誌「mundi」の12月号に、私の記事を半ページ書いていただきました。
感染症対策、ということでお声かけ頂いたのですが果たして私で良かったのか…。


日本の担当の方に質問を送っていただき、それに答えたものを基に書いていただく形でした。

  • ベナンでの感染症・エイズ対策での課題はなんですか?
  • それに対してどんな活動をされていますか?
  • 派遣から1年が経っていますが、これまでのご自身の活動での反省点、また評価できる点を教えてください
  • 活動で苦労している点は? エピソードがあれば教えてください
  • 活動でうれしかったことは? エピソードがあれば教えてください
  • 日本での経験が役に立ったことがあったら教えてください
  • 残りの任期で取り組みたいことは?

使っていただいた回答は一部ですが、質問に回答していく中で自分の中で今までの活動に関して振り返って整理することができ、自分にとっても良い機会になりました。執筆して頂いた担当の方、ありがとうございました。


ネットからも見れるのでよろしければご覧ください。

掲載ページ「感染症を防ぐ公衆衛生」

12月号全体




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2018-12-15

年の瀬ですが8月を振り返る

さて12月ですね!いや、12月もすでに半分終わってしまいましたが、8月のお話しです。結構イベント詰め詰めで、あっという間でした。


8月は、半年に一度の隊員総会、年に一度の合同報告会、アラダ病院竣工式、家族のベナン訪問など盛りだくさんでした。

合同報告会

年に一度、JICAがベナンの外務省や関係省庁、各ボランティアの配属先の人々を招待して行う活動報告会で、ボランティア事業に係わる関係者に現状と課題を共有し、ベナン側の協力体制を強化することを目的としています。 
教育、農業、保健、地方分権…と、各分野ごとに10分間の発表時間が設けられました。
保健分野は私と姉さんで発表することに。姉さんは病院内での活動、私はコミュニティでの活動を中心に発表しました。


会場はベナン外務省!
前日のリハーサル。会場はこんな感じ。
当日も隊員やカウンターパート、省庁関係者と、結構人が入ってドキドキ。

姉さんと夜な夜な練習したけどやはり緊張した…!

終わった後ホッとしてる二人。姉さんいっしょにやってくれてありがとう!

私たち以外にも、各分野のボランティアが発表しましたが、やはり先輩隊員の発表はどれも感動しました。堂々としてるしフランス語も上手だし、ユーモアもあるし、内容も面白い!そう考えると自分の発表、なんかもっと工夫できたのかなぁとも思います。
自分も任期が終わる頃にはあんな風に立派なプレゼンできるようになっているかしら。先輩は偉大だ。


ベナンのテレビで報道されたり、新聞に載ったりしました。一大イベント!
動画は4分24秒くらいから合同報告会の様子。

アラダ病院

日本の無償資金協力で建設中だったアラダ病院が完成したということで、竣工式に参加させていただきました。

開けた土地に突然現れるアラダ病院。遠くから見えた佇まいだけでもすごい違和感を感じるほど、大きくてしっかりした建物。周辺とのギャップ!看板に日本の国旗が書かれてますね。

中はこんな感じ。開業間もないからそりゃそうだけど、清潔感もあるし、ここがベナンだということを忘れさせる程内装も綺麗~!



病院の人が中を案内してくれて、ゆっくり見学させてもらいました。
医療知識がある隊員は「この機械はいってるんだ~」「こんないいの使ってるんだ~」とか話してました。建設の部分だけでなく、実際に使う機械なんかも日本の支援で入っています。


敷地も広い!

竣工式の三日前位にサービスを開始したとのことですが、竣工式の時点で手術もすでに何件かやっていたりと、ちゃんと病院が機能している!これはベナンではすごいことだ…


これもニュースになったよ。
ベナン大使館の小西大使がご挨拶されています。私は映ってないよ!

このアラダ病院は、中で働いている人も全国から選りすぐりの人を集めているんだとか。私の配属先からも、このアラダ病院に異動になった人がいて、とても喜んでいました。そりゃこんなところで働けるならモチベーションもより上がるよね!頑張れ~!!

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