ベナンあれこれ

2018-03-30

弾丸ベナンツアー!!!~コトヌー編~

さて、日本から来たももかちゃんの弾丸ベナンツアーも後半、コトヌー編です。

コトヌーへ着いてまず行ったのは皆の味方エレバン!
ここ行ったら何でもある!というくらい大きなフランス資本のショッピングセンター。ただ値段が高い。
お目当てのSDカードと水を一本買って終了。滞在時間もほんのちょっと。普通私がエレバン来たら最低でも30分はいるのに!!
…と思ったけど、よく考えてみれば私にとってエレバンは非日常的な別世界だけど、日本から来たももかにとっては普通のショッピングセンターでしかない。そりゃそうか~。

 
続いて参りましたのはベナンといえばここ!ガンビエ~!!
こないだ日本のテレビ番組で特集されてたのでご存知の方も多いと思います。
ガンビエはノコウエ湖にある水上集落。人々の生活も、お店も、全部水の上、ボートの上。

 
コトヌーにあるたけし日本語学校。見学のアポイントを取っていなかったので、外観だけ見に行こう、と行ってみたところ、学校の前にいる私たちを見つけたベナン人の方が中に招き入れて下さいました。
 
授業は夕方からで、訪問した時間帯は生徒さんもいなかったため、教室を見学し、中にいた日本語教師の方ともお話しすることができました。

このたけし日本語学校はビートたけしが建てたのではなく、ゾマホンさんが日本のタレント業で稼いだお金を使って建てた際に、お世話になったたけしさんの名前を使ったのだそう。



教室の壁には日本語や日本の写真、ゾマホンさんの写真、歴代の日本語教師の方々の写真などが飾られていました。

日本語教師の方には、ゾマホンさんの話やベナンの教育の話などたくさん聞かせていただき、気づけば2時間以上も時間が経っていました。


帰り際に、最近大阪への留学が決まったというベナン人の男の子に会うことができたのですが、日本語ペラペラ!ベナン人の彼がここまで日本語話せるのに対して、現地語もフランス語もまともにしゃべれない自分が恥ずかしい。
日本語学校の皆さん、ありがとうございました。


 
さて、ベナンに来たからにはお土産を買わねば!ということでやってきたのがコトヌーのアートセンター。敷地内にお土産屋さんがたくさんあるところ。




絵葉書やキーホルダー、ランプ、木彫りの置物、アクセサリーに絵画、太鼓、服、ベナン食品などなど、いろんなものが売ってます。

ちなみにクルエカメで作ったお揃いの服も着たよ!
服が同じこともあってか、より一層、会う人会う人に「双子?」と聞かれる。
違うといっても「こんなそっくりなのに双子じゃないわけない。」と信じてもらえない。そんなに似てるかなぁ。



次に行ったのは西アフリカ最大(規模)の市場、ダントッパ。



人も物も溢れかえってごっちゃごちゃ。物の量も市場自体の広さもクルエカメの比じゃない。
道も入り組んでいて一瞬で迷子。どこに何があって中心部がどこなのかもわからない。


散々クルエカメで現地食を食べさせられたももかは、コトヌーでさすがに日本食を選択。コトヌーに二軒日本食屋さんがあるのですが、両方制覇!
私は二軒ともちゃんと行ったことなかったのですが、おいしかった!おすしに焼き鳥、素麺、ラーメン、みそ汁、てんぷら…日本の味!!


とそんなこんなで連れまわし、あっという間に最終日。
当初はリゾート地のグランポポとか、ブードゥー教の聖地ウィダとかも予定していたのですが、強攻日程すぎて体調に支障をきたしてしまったため断念。連れまわしまくってごめん…!ぜひもう一回来てください。

最後に聞いたももかちゃんのベナンびっくりベスト3
第3位
「水はビニール袋でみかんは飲み物」

第2位
「ベナンタイムというものがある」
時計がない!朝あった人が夜も全く同じ場所にいる!彼らの中の時間の流れをのぞいてみたい…

第1位
「びっくりするくらいみんな優しい。悪い人がいない。穏やか」
 番外編
「やぎ飯がめちゃくちゃうまい」

Ah bon?!

お見送りにはやぎちゃんとたつさんも来てくれました。
日本からわざわざほんとにありがとう!また来てね~!!



誰かいないとベナンなんて来る機会無いと思うので、皆さんもぜひぜひ遊びに来てください!
ご希望に合わせてベナンツアーコーディネートしますよ~!

おすすめはやはりクルエカメ堪能コース。

現地ガイド(私)に豪華ディナー(やぎ飯)付き。
その日の気分で選べる宿泊施設(私の家・やぎの家・ホテル)
豊富なアクティビティー
・やぎと一緒にアナナ売り
・孤児院の子供たちとクルエカメダンス
・日曜の教会で熱唱
・髪を編み込んでベナンのおしゃれ先取り
・マルシェで揚げ物食べ歩き

こう見ると見どころしかないね!!

ベナン隊の皆さんもクルエカメ来てね!
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弾丸ベナンツアー!!!~クルエカメ編~

今年に入ってから一気に更新頻度が減った!
でも元気です!

先日書いたラッサ熱ですが、あの後任地クルエカメ市があるクッフォ県で、ラッサ熱と疑われる症例が出たため、同じクッフォ県内で活動するボランティアは保健センターや医療施設への立ち入りができませんでした。

ですが3月16日、保健大臣によりラッサ熱の終息宣言が出て、JICAベナン事務所からもボランティアの医療施設立ち入り禁止措置が解除されました。

しかし現在保健センターはストライキ中。保健センターが活動の中心だったり、活動の協力者が保健センターの医療従事者だと、なかなか思い通りに動けません。

ラッサ熱といいストライキといい、保健センターで活動できないことを想定して、もっと学校や孤児院、村の方にも活動場所を広げた方が良いというのを痛感。

4月25日が世界マラリアデーなので、4月はマラリア予防の活動を中心にしていこうと準備中です。雨季にも入ったこともあり、よりマラリアには注意!!

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さて、話は変わって2月、日本からベナンにお客様がいらっしゃいました。


大学の後輩、ももかちゃん。
この3月に大学卒業で、春休みを利用してはるばる日本から会いに来てくれました。
こうやって日本から誰かが訪ねて来てくれるのは初めて!!滞在期間は一週間で、ベナン全土を見るというよりはベナンの暮らしを体験したいということでクルエカメとコトヌーメインで滞在しました。
お土産~!!日本の食べ物!!お菓子!!うれしい~!!ありがとう!!大事に食べます!

ベナンの数少ない観光地、アボメーにも行ってきました。クルエカメから車で45分くらい。ボイコンの隣町。
アボメーは、17世紀に奴隷貿易で栄えたダホメ王国という国があったときの首都で、当時の王宮が残されています。


まずはアボメーの街の入口に佇むベンハンゼン王の銅像。
一応周りが囲われていて、入場に100fcfa払います。外側からも十分見れるのですが中に入るとガイドさんがフランス語または英語でこの銅像にまつわるベナンの歴史を説明してくれます。



さてお次はメインの王宮群。世界遺産に登録されています。
内部は撮影禁止。受付のロッカーにカメラを預けます。

敷地内に王宮として使われていた長屋のような建物があり、ガイドの人が案内してくれます(仏語)。王宮の中は現在博物館になっていて、昔の王様が使っていたものだとか、当時の人々が日常生活で使っていたものなどが展示されていました。敷地は思っていたより広く、全部回りきるのに1時間半かかりました。(正直途中で飽きる)


クルエカメには4日間もいたので、滞在中は何でも体験してもらいました。
ピュアウォーター(袋入りの水)を飲ませる。一回目は袋をかみ切った時点でこぼしまくってからだびっしょびしょになってたけど滞在中盤になると慣れたもんです。
同じ要領でお次はFanMilkのアイス。袋に入ってるアイスで、ラッパのようなもので音を鳴らしながら自転車や手押し車で売り歩いている。豆腐屋さんみたいな「パフ~パフ~」という音が聞こえてきたらFanMilkが近くにいるぞ!

ももかもたくさん食べた!暑いもんね。滞在終盤には「パフ~パフ~」と聞こえてくると「あっFanMilk…!!」と、そわそわするようにまでなりました。ベナン化!

「オレンジは飲むものである」の洗礼。

ベナンではオレンジが外側の皮をむいた状態で道端で売っていて、上から吸って飲みます。手がべたべた。


やぎちゃんのCPS(福祉センター)で髪を編む。(翌日取った)
行く先行く先で「この人、ゆまのお姉さん?」「双子?」と聞かれる。
否定しても「そんなはずない!こんなにそっくりなのに!!」と言われた。まぁ…ベナン人から見れば同じ顔に見えるのかもしれない…。


やぎちゃんに孤児院に連れてってもらい、子供たちと走り回る!!

パット作り体験。すごい力がいる。練って練って練って!!


布屋さんで布を選ぶ。この時買った布でこの後お揃いの服を作るよ!

ももかがクルエカメ来てから今までにない断水が起き、近所の井戸に水を汲みに行きました。おかげで井戸水汲み体験!見た目以上にしんどい!



そしてクルエカメでのメインイベント…
「やぎ飯」を食らう…!!


今回「食べ物チェックリスト」を作り、滞在中にベナンのありとあらゆる料理を無理やりたべてもらいました。

そのリストの中に、「やぎの料理」という項目があります。山羊肉を使った料理という意味ではなく、クルエカメの美女・やぎちゃんが作る現地食風料理のことです。

やぎちゃんが私に毎晩作ってくれるこの料理、ムタード(納豆のような豆の発酵食品)や
オクラやトマト、たまねぎに唐辛子や重曹もいれて…と内容も現地食さながら。
これをパスタにかけたりご飯と混ぜてチャーハンにして食べたりします。ネバネバでおいしい!

そんなやぎ飯を食べてもらうべくお願いしたところ、活動で忙しい中、喜んで作ってくれました。ありがとう!

なんと予想に反して大好評!!言葉に表せない独特ご当地グルメ。ここでしか味わえないやぎ飯が気になった方、ぜひクルエカメへ!!
やぎちゃんいつもご飯作ってくれてほんとにありがと~う!


本当に毎日違うベナン食を食べてもらい、見事コンプリート。


クルエカメ最終日には全部コンプリートするためにベナン食あちこちで買ってベナン食ビュッフェ。
本当によく食べました。私も日ごろこんなに現地食食べません。この数日だけで2キロ太りました。


そんなこんなでクルエカメ4泊5日はあっという間に過ぎ、お世話になったやぎちゃんに別れを告げてコトヌーへ移動。

弾丸ベナンツアー!!!~コトヌー編~ へ続く!!

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