2017-11-28

こんなところにナイトクラブ?!



皆さんご存知私の任地クルエカメ、最近舗装道路が開通して物流もよくなり、発展途上にあるイケてる街…!!

…しかしやはり日本の「イケてる街」とは違うわけです。


サッカー観戦場

人々はサッカー観戦だったり、教会で歌って踊ったり、テレビが置いてある電化製品屋さんの前に集まってDVDを見たり、道端でトランプをしたりと各々楽しみを見つけていますが、それでもやはり娯楽と言えるものは日本と比べると数が少ない。



そんな中、やぎちゃんの双子・ビビアンヌがなんと
「クルエカメにナイトクラブがあるから土曜日一緒に行こう!」
と誘ってくれました。


ここクルエカメにナイトクラブなんてあるの…?そもそもどういうもののことをナイトクラブと言っているの…??
と湧き上がる疑問と不安感。


日没後の外出は安全上よろしくない上に、「ナイトクラブ」なんてただでさえ危ない響き。
でも、せっかく連れて行ってくれる人がいるならどんなもんか見てみたい!という興味もあり、遅くない時間にちょろっと顔を出すだけ、長居はしない!という条件で連れて行ってもらうことに。


じゃん。せっかくなのでおそろいで作った服を着ていきました。

 ビビアンヌの家で待ち合わせ。彼女もおしゃれしてる!!


 私の携帯で自撮り。決まってますよ姉さん。

 一緒に行くのはビビアンヌと彼女の妹二人。皆いつもよりオシャレして、どことなくそわそわしている。やっぱりあんまり行かないところなのかな。


そして向かった先はクルエカメ唯一のホテル。以前配属先のレセプションで使ったり、
なおさんとご飯を食べに来たりしたことがあったのですが、ナイトクラブなんてあったかな…?



と思っていたら、ホテルの酒場の横に今まで気づかなかった分厚い防音扉が。
そこを開けると…




うゎ~!ほんとにあった~!!!
すごい爆音。若者からおじさん世代まで皆踊っている。
フラッシュをたいて撮ったので明るいですが実際はとても暗くてミラーボール?とかいろんな色の光が交差しまくっていました。内装も本格的。クルエカメにこんなところがあるなんて…


流れているのはよく聞くベナンで流行りの音楽。
DJが気を利かせて私達でも知っているような洋楽を流してくれましたが、それが流れている間は皆席についてしまい、またベナンで流行りの曲になると皆総立ちでダンス再開。
知らない曲では踊らないのかい!


因みに流行りの曲はこんな感じ

Daphne - Calée (Official Video)
Fanicko - Angelina (Clip Officiel)

本当にすごい爆音で流れていました。会話なんてできない。
様子見てすぐ帰ってきただけなのに耳が「ボワーン」となったままなかなか治らず…翌日になってもまだ若干耳に違和感が残っていました。


にしてもこんな周りが農家だらけのところにナイトクラブあるんだ…衝撃だけど、やはり娯楽はどこにでも必要なのね。ベナン人踊るの好きだし!


耳を犠牲に任地の知らない一面を発見できた夜でした。

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2017-11-26

プロポーズ対策

突然ですが私は結婚していて夫は協力隊としてナチチングーで働いており、子供が男の子1人、女の子が1人います。子供たちは日本にいて、私の両親が面倒を見てくれています。




…という設定があります。
(実際は彼氏すらいません)

そしてベナンでこの設定をいろんな人に話しています。


なぜか!!


現地人男性に「結婚してくれ」と言いよられるからです。
毎回毎回「お金ちょうだい」と同じ頻度で言われるのです。


なので女性隊員は対策として指輪をしていくと良い、と派遣前からいろんなところで言われており、実際私も常に左の薬指に指輪をしています。


しかし帰国してしまったなおさんに、

こっちの男性は、いくら結婚してると主張しても
「日本の旦那は日本の旦那。ベナンはベナン。二年間もここにいるんだから日本の旦那なんてほっといて、こっちで結婚するべきだ」
という風に力説してくるのが定石。その対策として、自分の夫もベナンの違う土地で働いている、ということにしておけばいいよ!

とアドバイスをいただき、できあがったのが冒頭で述べた設定です。
夫の勤務先をナチチングーに設定したのは、お互い任地が遠くてなかなか会えないの~、ということにしておいた方が都合がいいので。


なので「結婚しよう」と言いよってくる男性や、「こっちで結婚しないの?」と言ってくる人々にこの設定を今まで伝えてきたわけですが、人によってはすごい質問攻めしてきます。

旦那さんの名前は?旦那さんナチチングーで何やってるの?歳は?
ナチチングーに会いに行かないの?彼はクルエカメに会いに来ないの?
子供の面倒は今誰が見てるの?子供の歳は?学校行ってるの?写真ないの?週末電話したりするの?子供ベナンに来ないの?


と、ものすごい食いつき。
新しい質問をされるたびに増えていく設定…(言ってしまえば真っ赤な嘘…)
そして忘れていく詳細設定…聞かれるたびに違う子供の名前…

いつかボロが出ないか心配です。


そして最近は
「夫がベナンにいても関係ない!夫もナチチングーで別の女性を見つけてるはずだ!だから君もベナン人と結婚しなさい」
というごり押し理論。


もうどうしようもない。



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2017-11-24

マンゴー10円

見てくださいこの果物たちを…!!




パパイヤは家の裏になってるやつ
みかんはご近所さんに貰ったもの
マンゴー一個50fcfa(10円)×2
パイナップル一個100fcfa(20円)×2

ということでこのバスケットの中身全部で300Fcfa(60円)。こういうときだけついつい日本円換算で考えちゃうけど、たとえそのまま考えて300円だったとしても、お得じゃない??

マンゴーの季節は1月2月だよと言われていたので「まだ先か…」と悶々としていたのですが思ったより早く出回り始めた!!
甘くて香りもよい!こんなとろけるおいしさのマンゴーが日本で10円なんてありえないもんね。大きい物だと100fcfa(20円)。ほんと待ってましたこの季節を…!
家にストックがあっても売ってるの見かけるとついつい買っちゃう。


でも北部ではまだまだ出回っていないとか。さらに、あっちではハルマッタン(乾季に吹く砂嵐のようなもの)が来てるとか、ホコリがすごいとか、ベナン人が寒がって防寒してるんだそうです。
一方こっちはハルマッタンどころか未だに雨が降ります。さすが縦長いベナン、いろいろ地域差が出るんですね。


ということで毎日果物をたらふく食べていたら…ポジティブに言うと一段とベナン人に近づきました!!ベナン食もおいしいしね!!困っちゃうわ。
毎日6kmくらい歩いてるんですけどね。


こないだの土日に上京した一部の同期によると、同期の男性陣は総じて痩せていたそうな。
「男性は痩せて女性は太る」の鉄則…。筋トレでもしようかな…。

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夕飯にコロッケと餃子を作ったのですがやぎちゃんにおすそ分けしようとしたところ、友達の家に夕飯に招待されている、とのことで私もお招きしてもらいました。


作った餃子とコロッケを持って行き、日本のおかずだよ、と言って食べてもらった…のですが!!

「ピーマン(唐辛子)が入っていないものなんて食べられない!」
「なんで日本食には唐辛子入ってないの?!」

と笑っちゃうほど絶不評でした。ちーん。

ピーマン(唐辛子)はよほどベナン食には大事なようです。
ピーマンの入ってないベナンのおかずなんてない!
と言われた。確かに辛くないソースなんてベナンには存在しないもんね…


今まで作ってベナン人に食べてもらったものといえばお菓子だったり、ベナンの野菜ソース(食堂で買ったやつ)を中に入れたお焼きだったりで、今回の様に普通に日本のおかずを作って食べてもらったのは初めてでした。
確かに日本の料理、最初から唐辛子入ってることはあんまりないかもしれない。

ちなみに今回作ってもらったのはやぎちゃんの大好きなオクラソース。
クルエカメにはオクラソースを食べれる食堂がなかなかないので嬉しい!!

 パットと一緒に食べる。オクラソースには魚を入れるのが一般的だそう。

招待してくれたジュリアンヌ。あらあらチャーミング。
やぎちゃんとジュリアンヌは同い年で誕生日も近いので二人の間では「私達双子なの!!」というのが鉄板ネタ。

お腹いっぱいご馳走になりました。
アッペケケ~!!(アジャ語で「ありがとう!」)


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2017-11-22

ベナンの田舎でシナモンロールづくり


通りかかる度にご飯を恵んでくれる食堂に、いつものお礼にシナモンロールを作って持って行ったところ、作り方を教えてほしいとのこと。
じゃあ小麦粉用意しておいて!と伝え、日を改めて訪問。

牛乳はないから粉ミルクで代用。
マーガリンも売ってはいるけど高いし、このために買わせてしまうのは忍びないのでベナン料理によく使うピーナッツ油で代用。

砂糖、塩も家にあるとのことで、私が持って行ったのはドライイーストとシナモンパウダーだけ。
ドライイーストは小分けにされたものがマルシェで50fcfaで売ってるけど、私の家に余りがあったので持参。
秤はもちろんないのでお玉何回分、で量る。


シナモンパウダーだけはクルエカメに売ってない。
いつも誰かに何か作るときは「クルエカメで全部材料がそろうもので作る」ことをモットーにしていたけれど今回やってしまった…。

シナモンパウダーの代わりにミロとか使えばよかったなぁと後悔。
せっかく作り方を教えても、材料がここで揃わないなら作れないもんね。
帰りにシナモンパウダー分けてと言われたのでおすそ分けしてきました。



こねて発酵させて伸ばして…シナモンと砂糖を振りかけてクルクル巻いて切る!



炭火で両面をよく焼く。私が家で作ったときはガスコンロで作ったので、いくら弱火でも中に火が通るまでに外側が焼けすぎてしまったりしたのですが、炭火だとちょうど良い!

皆でおしゃべりしたりぼーっとしたりしながら焼けるのを待つのもいいよね。

ただ、このフライパンは私が持ってきたもの。フライパンはほとんど使っている人を見たことがありません。


普段の調理ではこんな鍋が主流なのでなかなか焼く部分が平たいフライパンのようなものがない。この鍋でもできるかな?今度やってみよう。


完成~!!なんかガスコンロでやった時よりもおいしくできた気がする。
皆も、「炭っていいでしょ?」と言ってた。
たしかに時間はかかるけど、たまには炭もいいね!


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2017‐2のうわさ。
ちょっとここで、私達2017-1の分布図を改めてご覧いただこう。



私たちの隊次の特徴として「中部~北部が多い」というのがあるんですが、それともう一つ、今回来た2次隊の話を聞いて思ったのは「我ら1次隊は他の隊次と比べて異常なほど主要都市に固まっている」ということ。


というのもやぎちゃん曰く、二次隊の他の隊員は主要都市よりも村や辺境にいる人が多く、水道がないので井戸水を利用したり、家が色んな意味で難易度が高めだったり、村で買えるものが非常に限られていたり…という人が大半だそう。


なのでやぎちゃんは同期と比べるとここクルエカメの生活が豪華かつ贅沢すぎるので、同期とのラインであんまり生活面のことを発言できない…と言っていました。かつ、任地で携帯電話やwifiの入金すらできない人のためにクルエカメで代行するため、同期からお金を預かってきているそう。


私は、街の発展具合や利便性の面で、ここクルエカメという任地が同期10人の中で下から二番目だと思っています。(最下位はパ〇ネ村)

だってナティティングーとかパラクーとかジュグー、行ったことないけどなかなかの地方都市だそうですよ!空港もあるし…ピザも食べれるし(ナティティングー)、アイスとか食べちゃってるし(パラクー)


ということで私は自分のことを「なかなか田舎で暮らしてるんじゃないの」と勝手に自負していたわけですが、同期がやたらと大都市に派遣されたからそう思っていただけで、全体的にみると本当に恵まれた任地にいるということに気づきました…。


停電断水なんて、電気も水もあるから起こることであって、その時点で相当発展した街である証拠ですね。一部舗装道路も通ってるし、その舗装道路のおかげで急速に発展していってるし。


ということでクルエカメ、なかなかいけてる街ですよ!


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2017-11-20

ベナンの結婚式行ってきたよ

土曜日、保健センターの看護師さんの結婚式にお呼ばれしました。
結婚式なんて、小さい頃に叔母の結婚式に出席したのが最初で最後。
初・身内以外の結婚式@ベナン

お葬式ですら盛り上がっていたベナン、結婚式はどんな感じなんだろう。

こちらが式が行われたカトリックの教会。大きくて立派!

 中もちゃんとしたつくり。150人位は集まっていました。なかなか大規模な結婚式!




式の最中は聖歌隊?というかベナン独特の歌をおばちゃんたちが脇で歌っています。


よくある結婚式のパイプオルガンや聖歌隊の雰囲気を想像して動画を再生してみてください。一見よくある光景ですがBGMがベナン。新鮮。



厳かな式が終わって教会の外へ出る人々。良い日ですね~。

教会の向かいにある披露宴会場に移動。人数が多いので会場も大きかった。
椅子も壁もデコレーションされててかわいい。

新郎新婦が入場し、皆各々食事タイム。衣装もウェディングドレスにタキシードと、日本と変わらないですよね。

食事はこんな感じで自分でとりに行きます。すごい列になる。

アカサやパット、モロヘイヤソースにご飯、やぎ肉など、やはりいつもの食事だけど、お肉があるので豪華版。

飲み物は炭酸ジュースやビール、ワインの他、数種類のリキュールが置いてあって給仕の人がカクテルを作ってくれる。
このワインには二人の写真ステッカーが。


日本の結婚披露宴のようにスピーチや余興があるわけではなく、みんなひたすら飲んで食べて。
そしてみんなが食べ終わったころに新郎新婦へのプレゼントタイム。
皆が列をなして新郎新婦の前に並び、順番にプレゼントや封筒に入ったお金を手渡します。

プレゼントを渡すとうちわとドラジェ(お菓子)を貰えました。
人によっては夜遅くまで残って踊ったり歌ったりするそうですが、大半はさっさと帰ってました。
そう考えると披露宴一時間くらいで終わった。意外とあっさりですね。

身内以外の人生初の結婚式、貴重な体験でした!

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2017-11-18

アフリカの髪の毛事情

こっちの人は髪質がチリチリしていて髪を伸ばしてもクルクルになるため、男性と子供達は基本坊主です。
でも女の子はお年頃になると、つけ毛をしておしゃれを楽しみます。
左の子がエクステ、右の子がナチュラルヘア
私もアフリカに来るまで知らなかったのですが、よくイメージされるアフリカ女性のボリューミーかつカラフルで独創的なヘアースタイル、あれはほぼつけ毛です。つまりエクステ。

しかしこれ、ものすごいお金がかかる。
付け毛自体も、美容院で編んでもらうのも高い。
人によっては一回で10000fcfa近く使ってるわよというマダムもいます。
10000fcfa=2000円ですが、現地の感覚でそのまま日本円換算してね!つまり現地の人にとってはエクステに一万円使うこともあるってこと。ひゃ~。

かつ、もちろん一度付けたら髪の毛は洗えない。大体一回付けたら一ヵ月くらいつけっぱなし。よく皆ペンを髪の毛に差し込んで頭皮を掻いている。かゆいよね~

アフリカの女性たちにとっては、日本人のようなストレートサラサラヘアーが良いようで、よく
「それ付け毛じゃないの?!」
「あなたの髪の毛ちょうだい!!」
「何のシャンプー使ったらそうなるの?!」
といわれ、はっちゃかめっちゃかに髪の毛を触られます。


さてそんなナチュラルヘアーの私も、やぎちゃんに誘われてついにエクステ付けることに。
やってきたのがこちら。


じゃん。
クルエカメ福祉センター通称CPS。やぎちゃんの配属先です。自宅から徒歩3分。
手前にある二つの建物がそれぞれ美容院と仕立て屋さんになっており、奥が事務所です。


美容院はこんな感じ。一人の女性と、アシスタント的に女の子が2人働いています。

こちらが仕立て屋さん。3人くらいの女性が働いています。
まだ赤ちゃんくらいの子供を背負って働くお母さんもいます。
大変そうに見えるけれどこっちのお母さんは赤ちゃんを背負いながら家事や仕事、物売りや重いもの運んだりとなんでもやる。ほんとうにたくましい。

街中にたくさんある仕立て屋さんや美容院とは違い、ここの二つはCPSが管轄しているそうで、やぎちゃんもまずはここで活動をするそう。

ヘアスタイルのカタログポスター。これがいい!と指定すると大体そんな感じにやってくれます。


まずはやぎちゃんから。やぎちゃんはすでに3種類ものつけ毛を買っている。何回ヘアチェンジするつもりだろう。

 細かく丁寧に一本の紙も逃さず編み込む技術は本当にすごい

やぎちゃんのヘアスタイルは、前髪から後ろへかけて地毛を編んでいく途中途中にエクステを編み込み、エクステを横に流していく感じ。ボリューミー。


お母さんが仕事中なので周りでちょろちょろ動き回ったり、ピーナッツ食べたり、泣いたり甘えたり。

 できてきた!編み込みでできた模様が見事です。
ハサミで形を整えて終了。トータルで二時間半かかりました。



続いて私。
私がつけるのはすでに編み込まれているエクステ。



ちょっとわかりづらいですが前髪の生え際に一本エクステをつけて、

地毛は後頭部にかけて編み込む。

編み込まれた後頭部。横に垂れているのがエクステ部分。

そのエクステを後ろにおろして完成。サタンみたい。
頭に蛇飼ってる気分です。こちらも二時間半でした。

 頭やってもらう途中途中で中断して別のお客さんの洗髪やったり。豪快。


エクステしてから数日たちましたが寝るとき痛かったりもせず、むしろエクステ部分が後頭部をカバーしているので良い枕替わりです。頭に枕くっつけて生活してる感じ。

頭洗わなくていいのも楽だしね!早速頭皮かゆいけどね!!
あとベナン人ウケめっちゃいいです。


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