今日はベナンの外務省と保健省からそれぞれ調査の人が来て、
どんな活動をしているか、どんな活動をするつもりか、活動上の問題はないか、カウンターパートとの関係は良好か、等の質問を受けました。しかも外務省と保健省別々の調査がたまたま同じ日に被って、個人面談を二回やったようなもんで、緊張疲れ…
「今後もベナンと日本の協力関係のために協力隊を送り続けることに賛成か、それはなぜか」
「自分の専門分野以外にニーズがあった場合にその分野の活動を視野に入れる可能性があるか。できるとしたらどんなことか。」
「活動上問題があった場合どのように解決しているか」
「カウンターパート以外の協力者は誰か、その相手との関係は良好か」
など、まだ任地に来て一ヵ月しかたってない私にはなかなかハードな質問達…
カウンターパートにも同じような質問をして、終始緊張。
日ごろ活動してる分にはあまり感じることはないけど、ベナンの政府の人がこうやって現場まで実態調査をしに来る、ということで、やはり受入国と日本の関係の中にこの協力隊が成り立ってるんだなぁ、と再認識。
私たちが問題を起こせばそれは国と国の問題になる、二国間関係に影響を及ぼす、と訓練中にも口酸っぱく言われたことが思い出されます。
その後、住居確認もありました。
隊員の住居は基本的に、受入国政府に家賃を払ってもらっているので、その住居がどのような状態か、問題がないかどうかを定期的に確認するそうです。
ということでいろんな人の訪問を受けた一日だった。住居も活動も、今のところ特に問題はありません!
さてガリのお話。
ベナン隊リーダー雄星が前に
「ガリがパン粉の代わりになると思うんよねぇ~」
と言っていたのを思い出してこないだコロッケを作りました。
ガリはマニョック(キャッサバ)の粉です。
その時は「パン普通に売ってるんだからパン粉作ればよくね?」と言って足蹴にしてしまったけれど、たしかにパンすりおろすよりもガリで代用できるならそっちの方が手軽よね。
材料こんな感じ。確かにパン粉に見えるね。
そしてできたのがこちら。見た目はコロッケ!
味もおいしかったよ!ただ、ガリでできた衣はちょっと硬い…。
2017-1の人は訓練中の中間試験の日に夕飯で出た豆腐のフライを思い出してみると分かりやすいと思うんですが、あの硬さですね。食べれないことはない。
でも、おいしくいただきました。
ガリは、お米を炊くときにちょっと入れると粘り気が出て日本米っぽくなるし、ガリにちょっとずつ水を足して丸めて白玉のように茹でるとお団子になります。作るときにコンソメとかだしの素入れると、なんちゃって肉団子としてスープにもお使いいただけます。(煮込むと溶けてなくなる)
ガリって万能!
訓練と言えば、こないだ2017-2次隊の訓練も終わり、10月上旬にはベナンにも11人の隊員が来るそうです。11人!10人の私達より多い!今のところ最多人数ですね。
また、隣に住んでいたなおさんは2年の任期を無事満了し、昨日25日発の飛行機で帰国されました。
いろいろお世話になったなおさん、本当にありがとうございました。
なおさんが空港に向かう前、JICAから貸与されている業務用携帯をJICAに返す直前に、私に電話をかけてくださって、嬉しかった…そして同時に一気に寂しくなった…
私が任期を終えた二年後、また日本で!
寂しいけど、しばらく一人任地です。
なおさんの後任の方が2017-2次隊で来るんですが、クルエカメに来るのは11月とか。
どんな人かな~??私は移動禁でコトヌーでの新隊員歓迎会にも行けないので、実際会えるのは新隊員の方が任地訪問でクルエカメに来た時。
新隊員はアボメカラビでの語学訓練中に、一度自分の任地を訪問します。まだベナンの事がよくわからない中、自力で行って帰ってくるという試練。
北の任地の皆はバスで行きますが、南の任地である私と緑はバスがないので乗り合いタクシーを捕まえて任地へ。
事前になおさんから「クルエカメ行きの乗り合いタクシーはないのでコトヌーから車を一台丸々貸し切ってきた方いいよ」と聞いていたのに、乗り合いタクシーで向かった結果、
やはり途中の街まで行くタクシーはあっても、そこから先、クルエカメ行きのタクシーはほとんどなく、中途半端な場所から一台借り上げて行ったのですごくぼられました…。
ということで、コトヌーでタクシー一台借り上げてきた方がいいですよ!
このブログも見てくれてるようなので私がどんな人なのかはばれてますね~!
これから2年弱、同じ長屋の隣同士で暮らす隊員!
会えるのを楽しみにしてます!
ベナンあれこれ
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2017-09-27
2017-09-26
栄養のお話ししてきたよ
緊張したよ!!
伝わるかどうか、分かってもらえるかどうか不安だし、まずフランス語がお粗末だし…。
フランス語ペラペラなピースコーのルディがうらやましいです。
****************
話した内容:
・自己紹介。ヨボ、じゃなくてユマって呼んで下さいね~。
・いつも食べてる食材は3つの栄養グループに分けられる
・この3つのグループからバランスよく食べないと、例えお腹いっぱい食べても栄養失調になったり病気になったりする
・栄養失調の影響。赤ちゃんだったら、子供だったら、妊婦さんだったら、授乳中のお母さんだったら…
・緑・黄色・赤のグループの食材とそれぞれの栄養素の役割。それぞれを食べないとどうなるか
・3つのグループそれぞれから食べてほしいけど、緑や赤のグループは高かったり、常に家に貯蓄しておけるわけではないので毎日食べるのは難しい
⇒そこで!この赤と緑両方の栄養素が入った植物があるんです。皆さんの家の隣に生えていますよ!何でしょう?
それは、モリンガです。これからルディがモリンガについて話すのでよく聞いててください。
****************
つたないフランス語をアジャ語に訳してくれた看護師さんありがとう。途中で電話に出ていなくなっちゃったりしたけど…笑
そしてやはり私がフランス語でうまく話せなくて、訳してくれる看護師さんに「え?」って何度か聞かれた…すみません…
不安すぎてカンペを見ながらやったんだけど、やっぱりそればっかり見ちゃうし、自分の言葉で話せてる感じが全くしない。それよりも、話さなきゃいけないポイントを最低限頭の中に入れて、後は自分が自然に話せる簡単な言葉で、お母さんたちの周りを歩きながら身振り手振りつけて話した方がいいと思った。
く~…練習と慣れですね。
これ、全部アジャ語でできるようになるのは一体何年後?!
でも、絵が分かりやすいね、とか、君はよくフランス語話すんだね、と言ってもらえた…皆優しいなぁ。ありがとうございます。もっと頑張ります。
次回の目標!!
:食材の名前は全部アジャ語で言う!カンペは見ない!毎回言うこと少しづつ違っても、自分の言葉で話す!
このほかにも、この三つの栄養素を車に例えたパート(緑が整備士さん、黄色がガソリン、赤が車のボディ)とか、栄養失調の子供の写真を見せて、黄色だけ食べるとこうなる!とかこの料理はどこのグループ?ってやつも、文章と教材作ったはいいけどやらなかった。
なんか長くなるし飽きられるのも怖いし…と尻込みして削ってしまった。
どこまで説明すればいいのかな。様子見つつ変えていこうか。
月曜と金曜にあるこの予防接種ではルディがモリンガの有用性とモリンガの食べ方について話しているので私からは説明しませんが、産婦人科や小児科で話すときは私だけなので、「じゃあモリンガをどうやって食事に取り入れられるか」とか離乳食の提案などもやった方がいいよね。
同じ栄養指導でも、やる場所や状況、対象者、対象者の人数に合わせていろいろ変える必要がある。
でもどうであれ、まずやってみないことには分からんので、今は怖気づかず当たって砕けることが最優先かな…頑張れ私のメンタル!!
伝わるかどうか、分かってもらえるかどうか不安だし、まずフランス語がお粗末だし…。
フランス語ペラペラなピースコーのルディがうらやましいです。
****************
話した内容:
・自己紹介。ヨボ、じゃなくてユマって呼んで下さいね~。
・いつも食べてる食材は3つの栄養グループに分けられる
・この3つのグループからバランスよく食べないと、例えお腹いっぱい食べても栄養失調になったり病気になったりする
・栄養失調の影響。赤ちゃんだったら、子供だったら、妊婦さんだったら、授乳中のお母さんだったら…
・緑・黄色・赤のグループの食材とそれぞれの栄養素の役割。それぞれを食べないとどうなるか
・3つのグループそれぞれから食べてほしいけど、緑や赤のグループは高かったり、常に家に貯蓄しておけるわけではないので毎日食べるのは難しい
⇒そこで!この赤と緑両方の栄養素が入った植物があるんです。皆さんの家の隣に生えていますよ!何でしょう?
それは、モリンガです。これからルディがモリンガについて話すのでよく聞いててください。
****************
つたないフランス語をアジャ語に訳してくれた看護師さんありがとう。途中で電話に出ていなくなっちゃったりしたけど…笑
そしてやはり私がフランス語でうまく話せなくて、訳してくれる看護師さんに「え?」って何度か聞かれた…すみません…
不安すぎてカンペを見ながらやったんだけど、やっぱりそればっかり見ちゃうし、自分の言葉で話せてる感じが全くしない。それよりも、話さなきゃいけないポイントを最低限頭の中に入れて、後は自分が自然に話せる簡単な言葉で、お母さんたちの周りを歩きながら身振り手振りつけて話した方がいいと思った。
く~…練習と慣れですね。
これ、全部アジャ語でできるようになるのは一体何年後?!
でも、絵が分かりやすいね、とか、君はよくフランス語話すんだね、と言ってもらえた…皆優しいなぁ。ありがとうございます。もっと頑張ります。
次回の目標!!
:食材の名前は全部アジャ語で言う!カンペは見ない!毎回言うこと少しづつ違っても、自分の言葉で話す!
このほかにも、この三つの栄養素を車に例えたパート(緑が整備士さん、黄色がガソリン、赤が車のボディ)とか、栄養失調の子供の写真を見せて、黄色だけ食べるとこうなる!とかこの料理はどこのグループ?ってやつも、文章と教材作ったはいいけどやらなかった。
なんか長くなるし飽きられるのも怖いし…と尻込みして削ってしまった。
どこまで説明すればいいのかな。様子見つつ変えていこうか。
月曜と金曜にあるこの予防接種ではルディがモリンガの有用性とモリンガの食べ方について話しているので私からは説明しませんが、産婦人科や小児科で話すときは私だけなので、「じゃあモリンガをどうやって食事に取り入れられるか」とか離乳食の提案などもやった方がいいよね。
同じ栄養指導でも、やる場所や状況、対象者、対象者の人数に合わせていろいろ変える必要がある。
でもどうであれ、まずやってみないことには分からんので、今は怖気づかず当たって砕けることが最優先かな…頑張れ私のメンタル!!
2017-09-24
ベナンの旗で栄養素を学ぼう
来週から、予防接種や産婦人科、小児科で栄養指導をするので、教材を作りました。
丸一日かけてようやく完成。
疲れた!!肩痛いわ!!!
ベナンの旗の色を使って3つの栄養素を分類しました。見やすいように縦1m横1,3m位。
いろいろ食材をのっけると一つ一つが小さくなったりごちゃごちゃするので、クルエカメにあるものだけ、買えるものだけに絞りました。
ポスカ持ってきてよかった…。さすがにポスカはベナンにない。
絵を描くといっても、自分と相手の認識が違うと分かってもらえないので、色とか形とか、現地のものと同じになるよう気を付けました。
例えば日本でみかんというと黄色だけど、こっちでは緑色。黄色いミカンは腐ってるやつだよ、とみんな言います。みかん三つのうち一つ白いのは、こっちではミカンを飲みやすいように周りの皮だけカミソリできれいに剥いて道端で売っているから。
飲みやすいように?!そう、ベナンではミカンは飲み物。皮をはいだミカンの頭の部分から吸うんです。慣れたら簡単!道端で片手でミカンジュースが飲めます。
トマトも丸くない。ちょっと縦長で小さい。たまねぎも紫と黄色がある。
っていうか芋類の書き分け…マニョックとイニャムさつまいもじゃがいも…無理…芋はイラストにしたら皆一緒やん…
あと穀物とかどうやって書けばいいのよ!!
粉にしたらみんな一緒だし砂糖も米もアマランサスも粒小さければもう皆同じ絵になってしまうよ!!
私の画力とポスカさんの限界。言葉で補足しよう…
因みに、フランス語および現地語で食材の名前を書いても読めない人も多いので、あえて絵だけにしました。私がアジャ語さっさと覚えればいい話…
魚と鶏肉の絵は、街によくある魚屋さんの看板を参考にしました。
そういえばベナンって魚屋(poissonnerie)って書いてあるけど必ず肉も一緒に売ってる。不思議。
日本だったらお肉!というと
こんなイラストが思い浮かぶけど、こっちの人々がこの状態で見ることは多分ないし、わかりずらいかな、と思ったので。
あと、豚さんも、クルエカメで一番おいしいと評判の豚肉屋さんの看板を参考にさせていただきました。
いつも通るたび思うんだけどなんかやけにリアルじゃない??
食材の分類で迷ったのがココナッツとピーナッツ。
両方脂質が多いので黄色にも入りうるんですが、「黄色だけでなく緑・赤も食べてね!」というコンセプトでやろうと思っているので、ココナッツとピーナッツに含まれる脂質以外の栄養素にも注目して、ココナッツをビタミンが取れる食材として緑のグループ、ピーナッツをタンパク質が取れる食材として赤のグループに入れました。
さて、あとは説明を紙見ないでフランス語で言えるように練習します。
いずれはアジャ語でできるようになるといいな。
昨日の夕方、栄養失調の子供の写真をお母さんたちに見てもらうため、印刷屋さんに行った。店の人とか周りの人がヨボが何をプリントするのかと集まってきた。それも本当はあんまりいい気分じゃなかったけど、プリンターから出てきたマラスムス(エネルギー不足の栄養失調)とクワシオルコル(タンパク質不足の栄養失調)の子供の写真を見て「うっわなにこれ~」とより一層奇妙なものを見る目で見てた。
そこで私が
「マイスやガリでできたものばかり食べていると病気になるんだよ」
と一言。
すると、聞いていた全員が大爆笑。
「聞けよ!!マイスやガリだけ食べると病気になるってwwwwヨボが言ってるwwww」
ぐわぁああ~!!!!!腹立つ!!!!!!
何度も「マイスやガリでできたものばかり食べていると病気になるwwww」と私の言葉を繰り返し笑いながら言うし、私を見ながらアジャ語で皆で何か話してて本当に本当にイライラしたけど、
「だからちゃんと卵とか野菜・果物食べてね!」
とだけ言ってさっさと帰ってきた。
ばかにされて頭に来たのもあるけど、なにより
「もしかしたら説明しても信じてもらえないかもしれない」
って感じて、すごく不安になった。
確かに彼らからすれば、全く違う世界のヨボが突然こんなところへ来て、なんか変なこと言いだした、ってことになる。
自分が彼らと同じ立場だったとしても、そんな異星人の言うことすぐにすんなり信じられるかと言われたら自信ない…。
う~…でも、まず手始めの活動は病院だし、病院の看護師さんが現地語に通訳してくれるし、そこで信じてもらえないってことはないと思う。ないと信じてる…。
現在朝の4:17。不安なことは尽きないけど、とりあえず寝ます。
おやすみなさい!
2017-09-20
配属一ヵ月、キャンドルナイトとキムチ作り
停電&断水。空き缶で作ったキャンドルさんが役に立つ。
ロマンチックでしょ!めっちゃスス出るけど。
①栄養指導
バランスの良い食事の指導
モリンガ摂取の推進
②母子保健
お母さん、妊婦さんへの栄養指導
離乳食指導
ワクチン接種の啓発
③マラリア予防
蚊帳の適切な使用啓発
蚊の発生源撲滅
蚊に刺されない予防行為の奨励
(靴下をはいて寝る、夜肌を露出した格好で歩かない、等)
④衛生状態の改善
手洗いの習慣づけ
Tippy-tapの普及
※足元のレバー踏んだら水が出る簡易手洗い器
(…でも中に入れている水が衛生的であることが前提なので難しいかな…。)
家庭におけるトイレの設置
(最悪穴だけでも。立派なものでなくても、家屋から少し離れたところに深く穴を掘り、そこを毎回利用する、というだけでも衛生的には改善する。)
⑤早期妊娠予防、性教育
思春期における気持ちと体の変化について
早期妊娠が未成熟の体、及び自分の将来へ及ぼす影響について
⑥HIV/AIDS予防啓発・陽性者支援
HIV感染予防啓発
陽性者の心理的ケア
治療サポート
<考えられる活動場所と対象者>
学校・孤児院⇒子供達、教師、保護者
病院⇒来院者、医者、看護師
教会⇒宗教指導者、村人
村集会⇒村人、女性グループ
これをフランス語でカウンターパートをはじめ、周りの人に上手に伝えられる自信がまだなかったので、フランス語訳してプリントアウトした。一緒に、要請内容も訳して載せた。
その紙をもって、配属先長のところへ。
まずなぜ私が来たのか、ということを要請内容を一緒に読みながら確認した。
それを踏まえて、私がここ一か月で見たもの、聞いたことを話して、私ができそうな上記の6つについて提示してみた。感染症・エイズ対策として派遣されているけれど、他にも保健・衛生・健康に関してやれることがあるという説明をした。
なぜこんなことしたのかというと、病院内でも「なんで来たの?これから何するの?」と言われることが多くて、人によっては私を研修生だと思っている人もいた。
「感染症・エイズ対策のボランティアです」というと、「あら、じゃああなたが行くべきところはここでなくて産婦人科ね。もしくは小児科。」とあっさり言われて、あまり病院の人と深く関われなかった。エイズ啓発だけじゃなく、他のことにも広くかかわりたいと思っていたので、ちょっとこのままじゃこの先の活動の幅を狭めてしまうんじゃないかと不安だった。
なのでこの際、どうして私が来て、私が何ができるかを改めて確認し、実際の現地のニーズとのかみ合わせについて配属先の人と一緒に話し合いたかった。
本当はカウンターパートとも話したかったけど、最近忙しくてなかなか捕まらない。配属先長はめっちゃ偉い人。停電で薄暗く蒸し暑い中、フランス語で説明する必死さと緊張で汗だく…。
でもこんなつたないフランス語も辛抱強く聞いてくれて、私の質問にも言葉を変えつつ丁寧に答えてくれた。
配属先長としては、②母子保健と④衛生改善に取り組むべきという意見。それに加えて、⑥のエイズ関連も、最近陽性者が増加傾向にあるのでやれたらやってほしいとのこと。
そしてやるにしても誰かと一緒じゃないとできない。
それぞれの分野に関して誰と協働するのがいいか尋ねると、「カウンターパートか、まぁ彼が忙しいなら保健センターの看護師か助産師でも捕まえなさい」とのこと。
クルエカメには地域保健局と同じ敷地内にある地域病院とは別に、なおさんが予防接種の際に活動していた保健センターがあります。そこにも行ってみて、状況を聞いたり、私の活動に関して相談してみようと思います。
地域巡回型のワクチン摂取や予防啓発の活動も、保健センターの方での取り組みだそう。移動禁開けたら一緒に行けるか交渉してみよう。
最近の不思議。こっちのニワトリは飛ぶ。
木の上に気づいたら自分で登っている。
さて全く関係ないキムチづくり。
ベナンには、経済中心都市のコトヌーに外国の料理が食べれるレストランがあります。
日本料理、中華、欧米的なもの…。そして、唯一ないのが韓国料理屋さん。
2年間韓国料理を食べれないのはそこまで苦ではないですが、なんかキムチが食べたくなった。
必要な材料:野菜(白菜、ネギ、ニンジンなど)、唐辛子、にんにく、しょうが、塩、砂糖…アミの塩辛…はないわ…。
アミの塩辛の代わりに顆粒だしでなんとかすることに。他の材料はこんな感じ。ねぎはないので玉ねぎの上になぜかついてくる緑のネギっぽい部分を使うことに。白菜はないのでキャベツ。生野菜が怖いので全部さっと茹でた…関係ないけど、最近先進国でも寄生虫の被害が増えているそうです。
流行りのオーガニックの野菜を生で食べることが原因だそう。皆様もお気をつけて!
アミの塩辛の代わりにもう一つ。マーケットで売ってる小魚。焼いてあります。
これでだしを取ってみたけど一回焼いてあるだけあってとっただし汁も苦い…。これは使えん…。
もったいないので出汁とった後の小魚を大豆と一緒に佃煮にしました。ごめんね。
マーケットで大きな魚も売っています。こちらも焼かれている。一回買って食べたけどおいしかったです!焼いたアジみたい。
さて、キムチは無事漬けこまれ、しばらく冷蔵庫でお休み。どうなるかな…。キムチ後編へ続く。
2017-09-14
魔法の木
どうやらこの地域で栄養失調は大きな問題。
特に5歳以下の子供が栄養失調で亡くなることが多い。
死亡に至らなくても、栄養失調からくる体調不良や免疫力低下による疾病での来院も多いです。
そもそも、栄養とは何か、バランスのとれた食事とは何か、をみんな知らない。
私たちは小学校で栄養素、とか6つのグループとか、黄(ねつやちからになる)・緑(体の調子を整える)・赤(からだをつくる・肉や骨になる)とか、やりましたよね。
でもこっちの人々はそういった知識がないので、おなか一杯になることだけを考えて食事をすると、どうしてもマイスでできたもの(パットやアカサ)・芋・米・マカロニにソース付けて食べるだけだけ、という食生活になりがちです。
私たちはこれを見て「炭水化物しか食べてない」と分かるけど、村の人にとっては炭水化物が何かも、それだけ食べることがなぜ良くないことなのかも分からない。
学校で教えているのかな?教育系の隊員の皆さん、情報あったら教えてほしいです。
学校が始まったら、近くの小学校に行ったり、視学官行って聞いてみようと思います。
もし食育の様なことをやっていなかったら、それも活動の一つに入れていきたいです。
先輩隊員がベナンの国旗の各色(赤・緑・黄)にそれぞれ現地の食材をグループ分けして作った国旗型栄養素表があります。
赤は肉・卵・魚・大豆
緑は野菜・果物
黄はマイス・米・パン・マカロニ・芋
これを配ってバランスよい食事の啓発を行っていたそうです。
色で言うと、足りていないのは赤と緑。
でも、赤の食材は基本的に高いし調理も手間。
できれば大豆を食べてほしいけど、あまり食生活には取り入れられていない。黄な粉もそう。
緑は値段的に買えなくはないと思うけど、お母さんたちが食事を作っている風景を見ても、やはり野菜を使っていることは少ない。
そこで、そんな赤と緑の栄養素を補える魔法の木があるんですね。
それがこちら!モリンガです。以下ウィキペディアより。
ググっていただければわかると思うんですが、栄養素がびっくり豊富。ミネラル・ビタミン・植物性たんぱく質・アミノ酸・食物繊維・ポリフェノール…
かつ生命力がすごい。熱帯地域に生息するしている植物で、ベナンでも、その辺に普通に生えています。例え炭水化物に加えて、赤や緑の栄養素グループを摂取することが難しくても、モリンガさえ食べてくれれば栄養改善は図れる!
予防接種の時にピースコーの女の子がモリンガの有用性をお母さんたちに説明していました。でも、栄養があるよ!体にいいよ!と言うだけでは、実際お母さんたちがモリンガを手に入れて、食事に使う、毎日食べる、という行動に移るのは難しいと思いました。
そもそも栄養とは何か、なぜ大事なのか、栄養バランスが悪いと自分の体にどう悪い影響が出るのか、今母乳を与えている赤ちゃんの発育にどう関係してくるのか、そこから分かってもらわないときっとモリンガの重要性もわからない。
でも予防接種に集まったお母さんたちにそんな長々とプレゼンしたら飽きられそう。ただでさえじっとしてない赤ちゃんを抱いて聞いてもらわなきゃいけないし、できることなら早く家に帰って家事もしたいだろうし。活動にしていくなら、もうちょっと内容の熟考と工夫が必要。
と、ここまで書いといて私自身、実際ちゃんとモリンガを食べたことがない。
食事に取り入れる提案をお母さんたちにするなら、まず自分で使ってみなくちゃ。
実は一か月前、アボメカラビでホームステイをしていた時、食事では必ずと言っていいほどモリンガのお茶を出してくれていました。
最初は緑色のお湯を見てびっくりしたけど、ママに言って見せてもらったら、シトロネル(レモングラス)とモリンガを鍋に入れて煮立たせたものでした。ただ、毎朝これにミロやら粉ミルクを溶かして飲んでいたのであんまりおいしくなかった…。
ということで、まずはモリンガパウダーを探してみた。
マルシェで聞いてみてもなかったのでクルエカメ唯一あるスーパーマルシェ(といっても小さな雑貨屋さん)でようやく発見。
この小さなボトルで500Fcfa。これは皆買えんわ…。
もの値段を日本円に換算するとき、5で割ると大体日本円に換算できます。なのでこれは日本でいうと100円相当。でも、オリエンテーションの時に調整員さんに言われた言葉
「Fcfaの値段は5で割らずにそのまま日本円に換算して考えた方が現地の人の感覚に近づく」
ということをいつも頭に入れて考えています。
このボトルは500Fcfa。日本でいうと100円相当。100円か~。なら買ってもいいかな?って思いますよね。でも現地の人にとっての500Fcfaは、私たちが考える100円の価値とは違います。
なので、5で割らずにそのまま500Fcfa=500円として考える。現地の人の感覚にすると、これは500円もするってこと。この小さなボトルが500円で売ってたとしたら、買いますか?私なら買わないなぁ。
モリンガの粉、こんなに高いんだ。みんながもっとモリンガの大事さに気づいて、粉の需要も高まれば、安くなるのかな…と思ってラベルを見ていると、作っているのはなんとラロ!!ラロと言えば私の配属先が管轄する地域のKTL(クルエカメ、トビクラン、ラロ)のうちの一つです。
つまりご近所さん!生産者のアドレスと番号も書いてあるので、これは移動禁明けに行ってみよう!
因みに粉の匂いは抹茶のような、青のりのような匂いがします。
水に溶いてみた。苦くはないけど舌触りが悪いしのどに引っかかる。あんまり積極的に飲みたい感じではない。
粉ミルクに溶いたらちょっとはましになった。抹茶ミルクみたい。
粉じゃなくても普通に食べれるはず。その方が、庭に生えてるモリンガをちぎるだけだし簡単お手軽。なんか上手いこと食事に取り入れてもらう方法はないかな。
もしお茶として飲んでくれるなら、煮沸した水を飲むことにもなるので衛生面でも良い。ただ暑いからな…お茶なんて飲みたくないよな…だったら野菜としてご飯に取り入れてもらうかな…
栄養の重要性、モリンガの有用性が分かってもらえたとしても、手に入らなければ意味がない、食べ方がわからなければ意味がない。その食べ方が受け入れてもらえなければ定着しない。
モリンガを使った栄養改善のプロジェクトはアフリカを中心にいろんなところであるようなので、活動計画表を書くのはまだ半年先だけど、そんな成功例も参考にしつつ自分でちょっと研究してみようと思います。
日本や他の国でもモリンガあるとこも多いと思うので、皆さんもぜひ一回試してみてください。そしてもしいいアイデアや食べてみた感想をぜひぜひ教えてください。
特に5歳以下の子供が栄養失調で亡くなることが多い。
死亡に至らなくても、栄養失調からくる体調不良や免疫力低下による疾病での来院も多いです。
そもそも、栄養とは何か、バランスのとれた食事とは何か、をみんな知らない。
私たちは小学校で栄養素、とか6つのグループとか、黄(ねつやちからになる)・緑(体の調子を整える)・赤(からだをつくる・肉や骨になる)とか、やりましたよね。
でもこっちの人々はそういった知識がないので、おなか一杯になることだけを考えて食事をすると、どうしてもマイスでできたもの(パットやアカサ)・芋・米・マカロニにソース付けて食べるだけだけ、という食生活になりがちです。
私たちはこれを見て「炭水化物しか食べてない」と分かるけど、村の人にとっては炭水化物が何かも、それだけ食べることがなぜ良くないことなのかも分からない。
学校で教えているのかな?教育系の隊員の皆さん、情報あったら教えてほしいです。
学校が始まったら、近くの小学校に行ったり、視学官行って聞いてみようと思います。
もし食育の様なことをやっていなかったら、それも活動の一つに入れていきたいです。
先輩隊員がベナンの国旗の各色(赤・緑・黄)にそれぞれ現地の食材をグループ分けして作った国旗型栄養素表があります。
赤は肉・卵・魚・大豆
緑は野菜・果物
黄はマイス・米・パン・マカロニ・芋
これを配ってバランスよい食事の啓発を行っていたそうです。
色で言うと、足りていないのは赤と緑。
でも、赤の食材は基本的に高いし調理も手間。
できれば大豆を食べてほしいけど、あまり食生活には取り入れられていない。黄な粉もそう。
緑は値段的に買えなくはないと思うけど、お母さんたちが食事を作っている風景を見ても、やはり野菜を使っていることは少ない。
そこで、そんな赤と緑の栄養素を補える魔法の木があるんですね。
それがこちら!モリンガです。以下ウィキペディアより。
ワサビノキ(学名:Moringa oleifera Lam.[3])は、ワサビノキ科唯一の属であるワサビノキ属で最も広く栽培されている種である。属名のモリンガの他、ドラムスティックの木(細長くて三角型の種鞘の外観から)、西洋わさびの木(根の味が西洋わさびに似る)、ベン油ツリーまたはベンゾイル木(種子から採れる油から)等と呼ばれることもある。北西部インドのヒマラヤ山脈の南麓や広く熱帯・亜熱帯地域で栽培されている、自生急成長する干ばつに強い木である。その若い種子の鞘(莢)や葉は野菜として使用されている。皆さんも一度は聞いたことがあるのでは?日本でもお茶や粉として流通しているかと思います。いわゆるスーパーフードです。
ググっていただければわかると思うんですが、栄養素がびっくり豊富。ミネラル・ビタミン・植物性たんぱく質・アミノ酸・食物繊維・ポリフェノール…
かつ生命力がすごい。熱帯地域に生息するしている植物で、ベナンでも、その辺に普通に生えています。例え炭水化物に加えて、赤や緑の栄養素グループを摂取することが難しくても、モリンガさえ食べてくれれば栄養改善は図れる!
予防接種の時にピースコーの女の子がモリンガの有用性をお母さんたちに説明していました。でも、栄養があるよ!体にいいよ!と言うだけでは、実際お母さんたちがモリンガを手に入れて、食事に使う、毎日食べる、という行動に移るのは難しいと思いました。
そもそも栄養とは何か、なぜ大事なのか、栄養バランスが悪いと自分の体にどう悪い影響が出るのか、今母乳を与えている赤ちゃんの発育にどう関係してくるのか、そこから分かってもらわないときっとモリンガの重要性もわからない。
でも予防接種に集まったお母さんたちにそんな長々とプレゼンしたら飽きられそう。ただでさえじっとしてない赤ちゃんを抱いて聞いてもらわなきゃいけないし、できることなら早く家に帰って家事もしたいだろうし。活動にしていくなら、もうちょっと内容の熟考と工夫が必要。
と、ここまで書いといて私自身、実際ちゃんとモリンガを食べたことがない。
食事に取り入れる提案をお母さんたちにするなら、まず自分で使ってみなくちゃ。
実は一か月前、アボメカラビでホームステイをしていた時、食事では必ずと言っていいほどモリンガのお茶を出してくれていました。
最初は緑色のお湯を見てびっくりしたけど、ママに言って見せてもらったら、シトロネル(レモングラス)とモリンガを鍋に入れて煮立たせたものでした。ただ、毎朝これにミロやら粉ミルクを溶かして飲んでいたのであんまりおいしくなかった…。
ということで、まずはモリンガパウダーを探してみた。
マルシェで聞いてみてもなかったのでクルエカメ唯一あるスーパーマルシェ(といっても小さな雑貨屋さん)でようやく発見。
この小さなボトルで500Fcfa。これは皆買えんわ…。
もの値段を日本円に換算するとき、5で割ると大体日本円に換算できます。なのでこれは日本でいうと100円相当。でも、オリエンテーションの時に調整員さんに言われた言葉
「Fcfaの値段は5で割らずにそのまま日本円に換算して考えた方が現地の人の感覚に近づく」
ということをいつも頭に入れて考えています。
このボトルは500Fcfa。日本でいうと100円相当。100円か~。なら買ってもいいかな?って思いますよね。でも現地の人にとっての500Fcfaは、私たちが考える100円の価値とは違います。
なので、5で割らずにそのまま500Fcfa=500円として考える。現地の人の感覚にすると、これは500円もするってこと。この小さなボトルが500円で売ってたとしたら、買いますか?私なら買わないなぁ。
モリンガの粉、こんなに高いんだ。みんながもっとモリンガの大事さに気づいて、粉の需要も高まれば、安くなるのかな…と思ってラベルを見ていると、作っているのはなんとラロ!!ラロと言えば私の配属先が管轄する地域のKTL(クルエカメ、トビクラン、ラロ)のうちの一つです。
つまりご近所さん!生産者のアドレスと番号も書いてあるので、これは移動禁明けに行ってみよう!
因みに粉の匂いは抹茶のような、青のりのような匂いがします。
水に溶いてみた。苦くはないけど舌触りが悪いしのどに引っかかる。あんまり積極的に飲みたい感じではない。
粉ミルクに溶いたらちょっとはましになった。抹茶ミルクみたい。
粉じゃなくても普通に食べれるはず。その方が、庭に生えてるモリンガをちぎるだけだし簡単お手軽。なんか上手いこと食事に取り入れてもらう方法はないかな。
もしお茶として飲んでくれるなら、煮沸した水を飲むことにもなるので衛生面でも良い。ただ暑いからな…お茶なんて飲みたくないよな…だったら野菜としてご飯に取り入れてもらうかな…
栄養の重要性、モリンガの有用性が分かってもらえたとしても、手に入らなければ意味がない、食べ方がわからなければ意味がない。その食べ方が受け入れてもらえなければ定着しない。
モリンガを使った栄養改善のプロジェクトはアフリカを中心にいろんなところであるようなので、活動計画表を書くのはまだ半年先だけど、そんな成功例も参考にしつつ自分でちょっと研究してみようと思います。
日本や他の国でもモリンガあるとこも多いと思うので、皆さんもぜひ一回試してみてください。そしてもしいいアイデアや食べてみた感想をぜひぜひ教えてください。
2017-09-13
マラリア対策キャンペーン
ベナンが全国規模で行っているマラリア対策キャンペーンがあります。
今年は3年に1度の蚊帳配布を行うとのことで、蚊帳配布を行う人を対象にした研修会に参加しました。
配布を行うのは病院の看護師、助産師、福祉センターの職員です。保健ゾーンごとに研修を行っているようで、KTL保健ゾーン(クルエカメ・トビクラン・ラロ)の地域の看護師さんなどが集まっていました。
研修の内容は、まずマラリアに関するテストを参加者に実施し、事前知識を確認します。
そして、マラリアとは何か、主な症状、予防法、蚊帳の管理方法などを学びます。
配布を行う人々への研修を2日間行った後、村で蚊帳の引換券を配る期間が数日あり、その後実際に蚊帳を配布します。
コトヌーから保健省の人も来て、説明をしていました。
1世帯に1つの蚊帳を配るのですが、参加者が一番理解に苦労していた部分は、世帯の定義。
家族は大体一つの集落(小さな家の集まり)を作って生活していますが、祖父母はもちろん叔父叔母いとこはとこまたいとこ…と、いわゆる親戚がみ~んなそこで生活しているわけで、どこまでが1家族、と区切れません。
さらに一夫多妻制が多くある地域なので、世帯の数え方はより複雑です。
なので、今回説明されていた世帯の定義はこうです
「一人の男性に複数配偶者がいる場合、配偶者とその子供達を1つの世帯とみなす。つまり、1人の男性が3人奥さんを持っている場合、3世帯、ということ。
一人で住んでいる独身の人は一人で1世帯。」
でも、やはりいろんなケースがあるので
「その奥さんの子供がまた結婚している場合は別の世帯として数えるのか」
「奥さんや世帯主がなくなっている場合はどうするのか」
「奥さんだけ複数いて子供がいない場合どうするのか」
など様々な質問が出ていました。
マラリアも深刻な問題の一つで、特に子供がかかって亡くなるケースが多いそう。
蚊帳は割と各家庭にあるけど、正しく使われていなかったり、マラリアを媒介する蚊が活動するのは夜なのに、半ズボンで外を歩いていたり。(マラリアを媒介する蚊は主に膝から下を刺します)
まだまだ啓発する余地はあると思う。
でも、国の政策として行っているプロジェクトがこうやって中心部を離れた田舎の地域でもちゃんと施行されていることが嬉しかったです。参加者への配布資料や研修を行う側のためのガイドラインもありました。
特に、蚊帳をただばらまくのではなく、このような研修によってまず関係者(蚊帳を配布する人)の再教育から行うことで、より効果的・効率的なキャンペーンになるんだと思います。
2017-09-11
アイス研究
ベナンは暑い!(でも一年で今が一番涼しい季節)
今回はバニラ味とイチゴ味を買いました。
そしてよく道端で売ってる歯磨き用の棒を買います。一束25Fcfa(5円)
歯磨き棒を洗って半分に折り、ヨーグルトの蓋の上から刺します。
それを凍らせたものがこちらになります
お~!!アイスキャンディーだー!!
味もイチゴ味&バニラのヨーグルトなのでもちろんおいしい!シャリシャリさっぱりした甘さ。
容器&蓋は洗って乾かして再利用。他の味は作れないかな~?と思っていたら幸いなことに練乳が手に入った。
道端でお店をやってるママたちがよくブイーに入れたりミロに入れたり、食堂でカフェオレというと粉コーヒー溶いたお湯にドバっと入れているやつ。缶に入ってます。味は普通においしい!いつもの練乳の味。
暑いところではアイスが食べたい!!
ということでアイス研究です。
ここクルエカメでもFanMilkを自転車で売り歩いてるので買おうと思えばアイスは買えます。
でも日本でタクシー捕まえたいときと一緒です。いつもその辺にいるのにいざ捕まえようとすると全く見当たらないのです。
そしてせっかく家に冷蔵庫あるんだからなんかつくれないかな~…と。
アイスによくつかわれる材料と言えば砂糖・卵・牛乳・生クリーム。
砂糖はさすがにある。卵もあるけど日本じゃないので火を通さないと怖くて食べれないから使いたくないし、牛乳なんてクルエカメに売ってない…。生クリームなんてどこにあるのやら。
でもないもんはない。
日ごろから牛乳がないのは痛いな~と最初は思っていたのですが、意外と粉ミルク(スキムミルク)で代用できます。
ちなみにスキムミルクを利用してこれまで私が良くつくっていたアイスもどきはこちら。
皮を剥いてから凍らせたバナナを細かく切って粉ミルクを水で溶かした物をちょこっとだけ足して混ぜる。甘さがほしければハチミツかけるなり。
バナナを凍らせておけばいつでも食べたい時に作れるのでわりとよく食べてたんですが、やっぱバナナ味以外のアイスも食べたいよね。
いやこれはこれでおいしいんだよ、見た目はあんまりだけど。
あ~、あと、板チョコみたいなのがないのも痛いよね。チョコレート製品は全くないです。
ということで現地にあるもので!をモットーにアイス研究が始まる。
まずはどん!牛乳もバターもチーズもないのになぜか売ってるヨーグルト。
一個300Fcfa(60円)…高い…。ファンミルク一個150Fcfa(30円)とかなのに…
そしてよく道端で売ってる歯磨き用の棒を買います。一束25Fcfa(5円)
歯磨き棒を洗って半分に折り、ヨーグルトの蓋の上から刺します。
お~!!アイスキャンディーだー!!
味もイチゴ味&バニラのヨーグルトなのでもちろんおいしい!シャリシャリさっぱりした甘さ。
容器&蓋は洗って乾かして再利用。他の味は作れないかな~?と思っていたら幸いなことに練乳が手に入った。
道端でお店をやってるママたちがよくブイーに入れたりミロに入れたり、食堂でカフェオレというと粉コーヒー溶いたお湯にドバっと入れているやつ。缶に入ってます。味は普通においしい!いつもの練乳の味。
そしてつくったのがこちら。練乳パイン!
練乳と粉ミルク液をまぜ、切ったパイナップルが入っています。練乳の優しい甘さとパインの酸味とシャリシャリ感が!なんか懐かしい味です。
第二弾は練乳あずきバー!!
どら焼きを作った時のあずきを使って練乳と混ぜて作りました。
練乳とあずきの組み合わせっていいよね。間違いないよね。抹茶とかあったらいいのに。
でも井村屋のカチコチなあずきバーも好きよ。今度練乳入れずに作ってみようかな。
2017-09-09
小豆研究&髪を編んでもらった話
日本のお菓子を作ってベナン人の反応を見るためどら焼きを作ることに。
どうせなら全部クルエカメで手に入る材料で作りたいな~。
どら焼きに必要な材料は卵、砂糖、塩、小麦粉、重曹orベーキングパウダー、はちみつ、牛乳、そして小豆。
牛乳はスキムミルクで代用するにしても、小豆はあるのか…?!
ということでマルシェへ
クルエカメには穀物と一緒にいろんな豆が売っています。
どんな種類があるのか調べるために買ってみた。袋で小分けされて売ってたり、キロ単位で売ってたりします。
上から時計回りに緑豆、右のは…調べたけど何だろう。福うずら?
下がアマランサス、左がひよこ豆。これらもまた後日調理してレポートします。
①と②がクルエカメで売ってたもの、③がコトヌーの中華スーパーで買ったもの。
クルエカメで買った上の二つの小豆もどきは、見た目似てますが違う種類だと言われたのでひとつづつ買いました。よく見ると右の小豆の方が黒っぽい色をしています。
また、中華スーパーで買った小豆は粒がそろっていて艶がきれいですがクルエカメで買った小豆は両方とも粒が不揃いであんまり艶がない。葉っぱや砂等のゴミもたくさん入っているのでよく選別して洗ってください。
ベナン料理の一つ、アタシに使われているのって、この小豆もどきなんだと思います。(アタシって何?って人はこちらを見てね)
見た目は小豆っぽいけど、果たしてちゃんとあんこになるのか?!
あんこの作り方ざっくり説明:
①小豆を洗う。
小豆は皮が厚く吸水しないので他の豆のように一晩水につけておく必要はありません。
②鍋にお湯を沸かして小豆を茹でる。少し茹でたら一回お湯捨てる (あく抜き)
③新しい水を小豆の4倍くらい入れてまた茹でる。沸騰したら弱火にして小豆が柔らかくなるまで煮る。途中水が減ったら随時足す。
④柔らかくなったら小豆と同量の砂糖(好みで加減してね)と塩一つまみを入れ、つぶしたり練ったりしながら水分飛ばして好きな硬さになったらできあがり。隠し味に醤油をちょっといれてもおいしいよ。
ということで同僚の3種類の小豆を同量の水・砂糖をつかってあんこを作りました。
①クルエカメ小豆赤い方
②クルエカメ小豆黒い方
③中華スーパー小豆
結論。
「どれもちゃんとあんこになる」
細かいことを言えば、クルエカメで買った小豆はばらつきがある分、粒によって早めに柔らかくなったり、まだ硬かったりと、煮終わるタイミングがわかりづらい。
②の黒い小豆は出来上がりも黒いというか紫っぽかったけど味は一緒。
どれもおいしいあんこになりました。
さぁ、あんこができたら…
皮をひたすら焼く…全部で33枚焼けました。
どら焼きドーン。
この日たまたまモンモンの知り合いの女性が私に食べきれない量のイニャムとパスタをくれて、さらに「明日来たら髪の毛結んであげるよ!」と言ってくれたので、そのお礼に持っていくことに。
小豆のように豆を甘くして食べるのが珍しいみたいだったけど、みんなでおいしいって食べてくれました。
そして編み込み開始。
つけ毛無しなので私の短い髪でやる。
1時間くらいして完成。この分け目すごいよね。短くて編み込みは出来ないので結んでくれた。夜頭痛くて寝れませんが、せっかくやってくれたのですぐほどくのも申し訳ない。ただ頭洗えないのと帽子かぶれないのもなかなか難点。でも前髪がなくなったので顔に日焼け止めは塗りやすいよ!
残りのどら焼きは隣に住んでるパパと子供に。やたらにいろんな人にあげると「外人=ものくれる人」という風に見られてしまうので慎重に。日ごろお世話になってる人とか、前に私にものをくれた人とか。
渡す時も周りに人がいない場所で、とかいろいろ気を遣う。ヨボ(外人)が何買ってた、とか、誰に物あげてた、とかって話はすぐ広まる。
どら焼きを食べてもらって気づいたこと。
「ベナン人はどら焼きを分解して食べる」
皮をはいだりちぎったりして、せっかく作ったあんこがボロボロ落ちる。
お饅頭の方がよかったですね。
「全部クルエカメで買ったもので作ったよ~」
というと、みんな驚いてた。食材の使い方は地域によっても国によってもいろいろだね~。
ということで、小豆研究でした。
そういえば
渡航前に前任の方にお会いした時にモンモンに渡して、と預かったチャーハンのもとを使ってモンモンの家族にチャーハンを作って持っていきました。
家族と言ってもいわゆるその一族が集落を作って住んでいるので子供もすごい数。お皿が足りず、いくつかのお皿をみんなで使って食べる。
たくさんつくったつもりだったけどあっという間になくなりました。
ご飯食べたばかりだったみたいだけどみんなよく食べてくれました。
おかわり!といってくれたけどもうないの~また今度!ありがとうね!