2017-10-31

ベナンのお葬式行ったらかなり日本と違った

保健センターで働いている助産師さんのお母さんが亡くなったとのことでお葬式に行ってきました。

しかし日本のお葬式とは全く違う!皆きれいな服装をして、会場はパーティーのような飾り付けがされていて、楽器の演奏や歌、ダンスなどが披露されていました。参加者には食事が出て、しかも普段は食べれない豪華な鶏肉などがでます。


日本のお葬式は大抵亡くなってすぐに行われますよね。雰囲気もしんみりとしています。でもこっちのお葬式はとにかくいろんな音がして賑やか!お酒も入って、皆楽しそうです。
本当は教会でミサもあるようですが、この時はカウンターパートに連れられ、ふらっと行って食事をいただいてご挨拶して帰ってきました。



以前誰かが、「死んでからこんな豪華なことをするくらいなら、その人が生きているうちにお金を使ってあげれば良かったのに、とよく思う。でもそれも価値観の違い。」と話していたのを思い出した。


日曜は皆教会に行くので、ベナンのお葬式は土曜日に行われることが多いとのことです。こちらのお葬式は亡くなってから時間が経ってから行われることが多いそうで、今回も亡くなってから一カ月以上経ってから行われていました。確かにこれだけの催しをするなら準備とか、人を招待したりとかで時間がかかりそう。
ということは、埋葬自体は先に行われているのかな?ちなみに街には一見家具屋に見える、棺桶作ってるところがあります。墓地みたいなの見たことないけどどこにあるんだろう。

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最近の休日は知り合いの家に遊びに行って子供たちと遊んだり、お母さんたちにお菓子の作り方を教えたり、近所の子に襲われたりしています。特に約束のない日はぶらぶらして、その時見かけたお母さんたちがやっている作業の手伝いをすることが多いです。

写真、お上品に座れてなくてすみません…。こんな風に豆を炒ったりガリを小分けして袋詰めしたり、マイスの皮や実をとったり、物を運んだり。

私もやりたい!っていうと快くやり方を教えてくれて一緒にやらせてくれます。むしろやる?と言ってくれて、ちょっとのことでも上手くできるとまるでバク宙成功した並みの大喝采。

そして道行く人も、私が道端でマダムたちとちまちまやってると珍しがって皆笑いに来る。「ヨボが働いとるがな~!!」
不思議と、こうして誰かの作業を手伝っているときは「物ちょうだいお金ちょうだい」って言われない。



 そういえばモリンガソースを教えてくれた家にもよく行っています。


その家にクワシオルコルの症状が出ている小さい男の子がいるんですが、その子に普段何を食べさせてるか聞くと、お米、パット、アカサ。でも量としてはあまり食べないとのこと。

「大豆とかモリンガが手に入ったらブイー(おかゆ)に入れて食べさせてあげて」
と話したら、
「じゃあ今度来るときあなたが大豆持ってきてよ。」
と言われる。

どうしたらいいんだろう。この家庭に大豆をあげることは簡単だけど毎日毎回その子のために大豆を持っていくわけにもいかないし。その家庭にだけあげ続けるなんて良くないし。

ベナンの過去の先輩隊員が子供用の栄養あるブイーのレシピ(穀物の配合など)を作ってくださってるので、一回それをその家族と一緒に作ってみようかなと思います。


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2017-10-27

実際に蚊帳を配るぞ

ここ数日、クルエカメではインターネットの調子が悪く、スマホでもwifiでもネットが繋がらない!と皆困り果てていました。
格差はあるものの、富裕層を中心にスマホはここクルエカメでも普及してきていて、Whats appやらFacebookを利用しています。


ということで、ネットが使えないのでデータやらメールが送れない、と保健局でも大騒ぎ。2大インターネット会社のMTNMoov共に使えないなんて一体どうしたんだろう。ちなみに携帯電話の電波はつながるので通話とSMSの送信は可能でした。


ようやく今日復活。毎週月曜日のJICA事務所からの定期連絡も見れないのでやっぱりネットは大切。



さて以前書いたマラリア対策キャンペーン、先週配布期間でした。



配布期間は4日間、住民の皆さんは、以前配布された世帯人数の書かれたクーポンと引き換えに、蚊帳を受け取ります。
配布場所は、地区ごとに違います。保健センターだったり、村のお店屋さんの前だったり。配布を行うのはCOGECS、relais communautaire、医療従事者です。

配布場所には蚊帳がデモンストレーションで設置されています。

配布に関する研修で定義された区切りで家庭や集落内で世帯を分け、その世帯にいる人数によって配布される蚊帳の数が決まります。




そしてキャンペーン情報の告知のため、ラジオ局へ。蚊帳の配布についてラジオでも情報を流します。
このラジオ局はFM Kouffoといって、その名の通りクッフォ県で放送されています。言語もフランス語とアジャ語。普段は主に音楽が流れていたり、アジャ語がひたすら流れていたり。保健局はこうやって事あるごとに放送局にやってきて、保健局が行っているキャンペーンや疾病予防の情報を流しているんだとか。(ところでこないだ話した私のラジオ局を利用しての啓発はいつになるのか)
まさか人生初めてのラジオ収録室がベナンだとは。しかしこれを見て日本の収録室です!と言われても信じてしまうほど、本格的ですよね。機材もちゃんとしてるなーと思ったら、Planの支援で購入したもののよう。なぜラジオに支援を入れたんだろう?住民にとって情報が大切だから?
とはいえ、途中で停電して収録が中断したり、収録中構わず出入りしたり、携帯でパシャパシャ記念撮影したり。雑音めっちゃ入りそうだけどいいのか!
ちなみにこれ、生放送ではなく、録音したものをその日と次の日に一回ずつ放送するとのこと。

内容としては、4日間にわたって蚊帳配布が行われること、それぞれの世帯人数に応じて配布される蚊帳の数が決まっていること、クーポンと引き換えであることなどをアジャ語とフランス語で話していました。


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パパネ姉さんに「小麦粉がまずい。クッキー作ってもまずい。」
という話をされた。
今まで全くそう思わなかった私は味音痴なのか…

小麦粉は量り売りのものを市場で買っていますが、すごく気になっているのはこれ強力粉なの?薄力粉なの?ってこと。ちなみに一種類しか売ってません。
でも、パンが作って売られてるってことは強力粉…?

日本では強力粉を買ったことがなく、やりたいと思ってはいたけどできなかったパン作り。
もしこれが強力粉ならパン作ってみたい!
マルシェにイースト菌も売ってるのでいざ。

二回の発酵を経てフライパンで焼く。


ふかふかの普通のパンができた…ということは強力粉…?
誰か教えて。

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2017-10-20

突撃!隣の晩ごはん

配属先から歩いて帰っていると、目の前を歩く親子が。
見覚えのある葉っぱを子供が抱えて運んでいる。


あれは…あれだ…「モ」から始まるあの木の葉っぱだ…
その木の葉っぱの普及を企んでいるが実際住民が食べているところを見たことがない私の目の前を今、その葉っぱをその辺でとってきて家に帰るだろう見知らぬ親子が歩いている…


「こんにちは、この子が持っているの、もしかしてモリンガですか?」
意を決して話しかけるも、お母さんにフランス語が通じない。
近くにいる人に助けてもらって、「モリンガ普及を考えていて、モリンガをどうやって食べているのか知りたい」と説明する。

すると快く、「じゃあ家で作るところを見せてあげる」と家まで連れてってくれた。



これ日本で言うならば、道ですれ違った見知らぬ外人に

「その買い物袋から見えているもの、もしやほうれん草じゃないですか?あなたがどうやってほうれん草食べるのか知りたいんですけど…」
と言われ、
「あらいいわよ!今からちょうど夕飯作るからついてきて!」

と応えている状況。日本ではありえない。

なのに快諾してくれるなんて本当にありがたいです。


お宅に伺うと、住んでいる全員が出てきて取り囲まれる。
家の子供と男性達は割とフランス語を話せて、口々にモリンガをどう食べるか説明したり、私にいろいろ質問したり。
どうやら今日は材料が全部揃ってないから作れないとのこと。
「明日の18時においで」
といわれた。


そして翌日、約束通りにお宅に訪問した。
ちょうどマルシェの日で女性陣がまだ帰ってきていなかったため、代わりにお兄さんが作ってくれた。


まずモリンガを枝から外して洗い、刻んで茹でる。

トマト・玉ねぎ・ピーマンを石ですり潰す。

火にかけた鍋にパーム油を入れて煮立たせる。
そこへ先ほど石ですり潰したトマト達、小魚、重層、すり潰していない薄切りの玉ねぎも加える。味付けはキューブ(固形コンソメみたいなもの)と塩。
そこへゆでておいたモリンガの水気をよく切って入れる。そしてかき混ぜつつ2分ほど煮込んだら…



モリンガソースの完成~!アカサと一緒に!
図々しくもご馳走になりました。
味はいつも食べてる野菜ソースと同じ味・食感・匂い。
現地食がもともと好きだからかもしれないけど、おいしかったです!

モリンガの粉は抹茶のような青のりのような独特の匂いがあるけど、ソースだと色々混ぜてるからか、モリンガ食べてる!って感じはしなかった。
キューブ入れると結局皆同じ味になってしまうのかな…?今回は魚を入れたけど、肉や卵など何でも入れて作れるよ!とのこと。この料理にはこの材料!と決まってないあたりがいいね。

にしてもこっちの料理はやはり使った油が全量そのままソースになってるよね。そう考えるとすごい量の油摂取してると思う。


因みに任地は水道は一応ありますが一般家庭にはあまり普及していません。各家庭にこんなカメみたいな物があって、そこに井戸などで汲んできた水をためて使います。


帰り際、晩御飯見学のお返しに、と作って持ってきたお菓子を渡し、家中の人にお礼周り。突然のお願いにも関わらず、本当にありがとうございました。

すると、一緒に遊んだ子供たちから
「また遊びに来て!土曜日の10時!絶対だよ!待ってるからね!!」
と時間指定でお誘いが。

「何かいいもの持ってきてね!」
はい…。

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さてこれとは別に、マルシェの日にモリンガの種を入手!
今度こそモリンガです。やっと会えたね~!
売っていた女性は自分でモリンガを栽培し、粉や種を売っているんだとか。ぜひ見てみたい!と思ったけどその女性、アゾべから来ているそうで、今はまだ行けない…。


種はいくつか保健局に植えて、後は家に持って帰ってきた。
そして一回やってみたかったこと。
モリンガの種を食べる!


どうやら、

苦くて渋い…でもそのあとに水を飲むと水が甘く感じる!!

という現象があるらしいのです。
何その不思議体験やってみたい。


ということで外の皮をむいて出てきた白い部分を実食!!

…おぉ…確かに苦い…そしてしぶいというかエグみを感じる…食べれないことはないけど、あんまり長時間口の中で味わっていたい味じゃない。
ということで食べ終わって未だエグみの残る口で早速水を飲んでみた。


…うっわ~…甘い…!!!確かに甘い…!!けど砂糖とかの甘さじゃない…口の中にずっと残り続けるような、人口甘味料の不自然な甘さに似てる…!!

甘いものが大好きで永遠に食べれる私ですが、さすがにこの不自然な甘さに耐えられず…。
かといって口の中はエグみと甘ったるさが残った違和感爆発な状態だったため、水で口の中をゆすぐも、案の定その水が奇妙なほど甘いので、うがいすら苦痛という珍事態。

一人でしばらく口開けたまま思考停止。


モリンガの種も栄養いっぱいで健康に良いそうなので、もし食べてみたい人は、必ず口直しの果物とか用意してから食べてね!
口直しに水は使っちゃだめよ!


このあとめちゃくちゃ歯磨きした。


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2017-10-18

黒魔術とか呪いとかおまじないとか

ベナンにはブードゥー教という民間宗教があります。
アフリカから奴隷として中南米に連れて行かれた人々がその地でも発展させたので、ハイチやニューオーリンズでも信仰されているとか。

死者をよみがえらせる黒魔術があったりと、ゾンビの起源もブードゥー教にあるそうです。
ブードゥー教の聖地とされているのは語学研修中に訪問したウィダですが、そのほかの地域にもブードゥー教のお寺はちらほら見かけます。


アボメカラビでは、りかと散歩中にブードゥー教のお祭りに遭遇。

太鼓などの打楽器が鳴り響く中、この大きい藁人形が踊りまわります。
あれ何?と周りの人に聞くと、「おばけみたいなものだよ」と説明してくれました。

ちなみにこれ、しゃべります。
しかし中に入っているのは魂だけ。人は入ってませんよ!!

たまに、この藁人形がひっくり返って中が見え、「ほら!中に何も入ってない!」というパフォーマンス?があります。



村で見かけたこれもブードゥーにまつわるものだそうで、魂の家だとかなんとか。


このブードゥー教、面白いのはなんといっても呪いがあるところ。人々は呪いやおまじないのことをグリグリ、と言っています。
呪いもいろいろあり、

畑にあるこれもグリグリのひとつ。

これを畑に立てておくことで、もし誰かが農作物を盗んだら、その泥棒はグリグリにかかって死んでしまうのだとか。
自分たちで農作物を収穫するときはこれを一度外して、終わったらまた同じ場所に立てています。




マーケットの一角には、このように黒魔術に使う道具や材料がたくさん売られています。
あまり近づいて撮れませんが主に動物の頭(ミイラ化している)、皮、骨、手足…などなど、この売り場の近くはとても獣臭い。木彫りの人形とかもあります。


あとは、好きな相手にグリグリを仕込んだ食べ物を食べさせるとその相手が自分のこと好きになる、とかもよく聞きます。惚れ薬みたいな…?

だからよく、
「男性から貰ったものは食べちゃだめよ!男性と一緒にご飯を食べる時も、中に何か仕込まれてないか気を付けるのよ!」
とマダム達にいわれます。


まぁ一方で、
「グリグリを信じている人もいるけど、実際効果ないよ。誰にも効かないよ」
という人もいます。


誰か私にグリグリしかけてくれないかしら?(できれば殺す方じゃなくて惚れる方)
お待ちしてます。


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姉さんからコメントが反映されない!私も同期全員と連絡とってるよ!というラインが来ました。と思ったら電話も来た。
「今回は暇だからかけたんじゃなくてCOGECSとRelais Communautaireについて聞きたくて」
と始まった電話ですが実際そのことは10分くらいしか話さずあとの1時間20分は姉さんの活動の話をしてくれた。
とにかく姉さんのやる気と行動力すごいんですよ。


他の国も同じかわかりませんが、教育・保健など、同じ分野の協力隊員によって構成される分科会というものがあります。
ベナンの保健分科会は保健隊員の減少とともに自然消滅したそうですが、今回2017-2次隊で5名が派遣されて 計8名となり、また今後も増えていくとのことで、分科会復活を期待されています。来年2月の総会に合わせて分科会を開きたい、と姉さんやる気満々!

また、過去の先輩隊員が作成したベナンの保健医療情報冊子が2013年6月以降改訂されていないので、その更新も取り組みたいと意欲的です。役に立てるかわからないけどどこまでも着いていくよ姉さん~!


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2017-10-16

同期の近況

ベナン20171次隊は10人。一人一人、個性も魅力も大爆発。同期紹介の記事を書きたい程。

しかし移動禁の間は会えない。私は姉さんと緑とはラインで連絡を取るけど、他のメンバーに関しては近況知れぬまま…。

Facebookに近況を投稿している人もいますが、皆の投稿がまぶしくて私は見るのがつらい…特に大洋州隊員の青い空と海…いやいやいや「協力隊は比べちゃダメ」
赴任時オリエンテーションで「Facebookとかで海の写真とか見ちゃうけど、大洋州隊員にもこっちにはない様な大変なことが絶対にあるんだから」と調整員さんに言われた。


さてさてそんな中、10人の中で唯一、同期全員と定期的に連絡を取っている人がいます。
ナティティングーの虎徹おじさん。


彼はラインをやっていませんが、2週間に一回のペースで皆に電話をかけているそう。
そしてこないだも私に定期連絡が来ました。そこで知る同期の近況。
緑と姉さんはだいたい知っているけど他の皆は何してるの?


すけさん:ゆるっとやっている
雄星:剣道始めた。練習日に道場行ったら自分しか来てなかった。休日が暇。
なみ:任地でフライドポテトが食べれるお店があると聞いて行ってみたが2000Fcfaで、しかもまずくてがっかり
りか:今いる部署は仕事がいっぱいあって嬉しい
啓太:朝から晩まで働いている。CPSの人と家庭訪問したりしてる


ということでした。総評として「皆それなりに元気じゃない」らしい。大丈夫か!!


そして足を怪我して療養帰国していた勇輝が帰ってくる!という話も。16日の夜にベナン着。今頃パリの空港で暇を持て余しているのかな?

虎徹本人は日本にいる奥さんにテレビ電話かけたり、家にサソリと蛍が出たり。炒飯をマヨネーズで炒めてお酢を足すとおいしいとか。自転車買って運搬中に破損したとか。


こんなところで一人暮らししているからこそ、他の日本人と話すとすごく気分転換になる。誰からでも、電話かかってきたり、ラインやメールがくると嬉しいです。
このブログ見ているあなたもよかったら適当に連絡投げてくれると私はとても喜びます!


…そして虎徹との電話の翌日

「昨日かかってきたから次は二週間後だと思ってたでしょ??っていうフェイントでぇ~す!!」

実におちゃめなおっさんである。




別の日、雄星から珍しくラインがきた。


コトヌーで共同生活をしていた時に私が作ったチーズケーキが食べたいそう。
こうやって思い出してまた食べたいって言ってくれるなんて全く嬉しいじゃないの~!


そして見事作れたようです。チーズケーキだ!!
いいなぁぁぁぁああめっちゃおいしそう…

私はあの時タルト生地焦がしちゃったんですが雄星のは綺麗にできてる~!五徳二段重ねは思いつかなかったなぁ。

レシピ伝えたはいいけど材料そろうのか…?と思っていましたが、そこはさすが大都市パラクー。クリームチーズもバターも生クリームもあるのね!!
パラクー行ってみたいなぁ。前に雄星がブログに書いていた修道院でモリンガパウダーやらヨーグルト、バオバブジュースも作っているそうなのでもう本当に行って見学したい!!


そして宣言通り、すんごく私の宣伝してくれてますね!ありがとう~!!
移動明けるまであと1か月!皆で集まったらおいしいもの食べよ~!


秋の味覚さつまいも。

生ごみ焼却と同時に焼き芋!
ワクワクしながら割ってみた。


…驚きの白さ。

黄色くてねっとりした焼き芋が食べたいよう。
栗も食べたい。モンブラン…


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2017-10-15

保健分野の住民参加

今週は主に二つの活動に参加しました。
一つはCOGECSの選挙。

COGECSとはLes comites de gestion des centres de sante =保健センター運営委員会
のこと。
その名の通り区毎にある保健センターを運営する委員会で、保健センター長と助産師・住民から成る9人のメンバーで構成されていて、住民のメンバーは3年毎に住民による選挙で選出します。
区はさらに村に分けられるのですが、選挙には各村から3人の代表者が参加します。
つまり8つ村がある区なら選挙には8村×3人ずつで24人の代表者によって選挙を行います。
私が所属する地域保健局から各保健センターに選挙執行・監督のために人が派遣されるので、今回同行させてもらい、一日に2つの保健センターを回りました。

1か所目は投票前に運営委員会の規約を読み上げている最中に住民たちが激しく怒り始め、選挙の実施を拒否。投票会場には2時間以上にわたって怒号が鳴り響きました。


なぜ住民たちが選挙の実行を拒否したのかカウンターパートに聞いても「僕にもわからないよ…」と言われ謎のまま。
にしてもこっちのひとの言い争いの迫力は相変わらずものすごく激しい。怒号で鼓膜が破けそうになった。


二か所目は無事投票も終えました。
面白いなと思ったのは投票の方法。住民の中からそれぞれのポスト(秘書など)に立候補者を2名ずつ出し、一回一回投票するのですが、投票に使うのは葉っぱと石。



会場にパテーションが設置され、その後ろに石がたくさん入った皿と、葉っぱがたくさん入った皿が置かれています。
そして投票する人はひとりずつパテーションの裏に行き、Aさんに投票する人は石、Bさんに投票する人はマニョックの葉っぱを取って保健局の人が持っている投票箱に入れるという流れ。ちなみに今回投票箱はヘルメットで代用。


ケニアでも村で保健ボランティア選出のために住民投票をやっていましたが、その際は立候補者に数字を割り振り、住民には紙に数字を書いてもらって投票する、というやり方でした。しかしそれだと字が書けない人がいて、字が書ける人に助けてもらいながらやっていました。


今回の石や葉っぱを使ったやり方は、紙やペンを用意する必要もなく、字が書けない・読めない人でも投票できる。
ただこのやり方も、投票者がパテーションの裏に行ったとき、残っている石や葉っぱの数で今どっちが優勢なのかがなんとなく分かったり、一人が一度に複数の葉っぱや石を持って投票箱に入れてもわからなかったりします。
完全に透明性のある匿名性の住民投票をやるのって難しいなぁ。


このCOGECS、目的は保健センターの資源管理や、保健センター運営上の意思決定だそうです。メンバーには、活動に際して賞与が与えられるそう。




今週のもう一つの活動はRelais Communautaireへの研修でした。
Relais Communautaireをどう訳していいか分からないけれど、簡単に言うと村で保健活動を行う人です。村の保健ワーカーって訳せばいいのかな?

保健局や保健センターが行う研修を受け、実際に村で病人が出た際に応急処置をしたり、症状などを紙に書いて病院に照会したり、時には啓発活動をしたりするそう。COGECSの様に選挙で選ぶのではなく、各村からフランス語が話せる、書ける人が選ばれます。今活動している人が病気や死亡等で後任が必要になった際に次の人が指名されるそう。
また、村での活動に応じて現金での報酬がもらえる仕組みだそうです。



今回は3つの保健センターで子供のマラリア・下痢・肺炎予防のための二日間にわたる研修が行われました。研修には食事が用意される他、一人当たり二日間で4000Fcfaの手当てが出ます。

ケニアでも村で活動する保健ボランティアの育成・活動支援を行っていましたが、人々は完全に無償で保健活動を行わなければならなかったため、働いても自分自身に利益がない、と途中で保健ボランティアとしての活動を辞めてしまう人も多く、人々のモチベーションを保ったり、活動を活性化するのがいつも課題でした。


一方こちらでは保健活動に対して報酬が出ます。現金で報酬がもらえるとなると、人々のモチベーションになるし、活動を続けてもらいやすいとは思います。
でもこお現金での報酬、将来にわたってずっと出し続けられるのかが疑問。
彼らの活動をどのように評価してどれくらいの報酬が出ているのかも調べようと思います。


研修は保健センター内や保健センター近くの公共施設で行われていました。講師は保健センターの医療従事者。


使用されているテキストはフランス語で書かれています。


こちらは子供の栄養失調かどうかを調べるMUAC(上腕周囲径測定帯)の使用方法を説明しているところ。



マラリア検査キットも実際に自分たちでやってみて、使いかたを学ぶ。

このマラリア検査キット、私たち隊員にもJICA事務所から配布されていて、赴任時の健康オリエンテーションで実際に使いました。
指に自分で針を刺してほんのちょっとの血を出さなければならないのですが、「自分で指に針を刺す」という行為がなかなか怖い…おっかなびっくりやりました。
指先なんて普段よく切ったりしてけがするものの、意図的に刺すとなると勇気がいる。



この研修、予算の関係で3つの保健センターだけでの実施。
他にも、エイズやモリンガ普及、家族計画などの研修もあるけれど、行われたのはかなり前で、再度研修を実施する必要はあるけれど、予算がない、とのこと。


今回研修をやったこの地域で以前モリンガ研修を行ったとのこと。モリンガ研修では実際にモリンガを使ってソースを作ったそうです。研修後、モリンガを植える活動も行い、この地域ではいたるところにモリンガが生えていました。

また今回の研修時に、各自がモリンガ研修後どのような活動を行ったかについて、レポートを提出するよう指示されていました。
(私がこれだけ保健局で散々モリンガモリンガ騒いでるのになんでもっと早く教えてくれなかったんだ…)


でも、様々な理由で村人の病院利用が少ない中、このように研修を受けた人が自分の村で保健知識の普及や疾病予防の活動ができれば保健・健康・衛生の改善に効果があると思います。

そして思った。
今まで私が考えてた、病院や保健センターでの啓発活動やら学校での栄養教育とかの活動を私がやるよりも、
ベナン人であり、その地域の人である、このRelais Communautaireにやってもらうのがいいんじゃないかな。


見知らぬヨボが話すことより、保健センターで研修を受けた顔見知りのご近所さんの話の方が、村人にはよっぽど受け入れてもらえるはず。


それに、私一人がいろんなところを巡回して啓発活動をやるより、各村に一人は必ずいるRelais Communautaireに対して研修なり学習会を行って、その情報を村で広めてもらった方がずっと効率的で影響もあると思う。


せっかく保健局がこうして研修も行っているんだから、私自身が何か新しい取り組みを始めるんじゃなくて、彼らの活動を活性化することができればそっちの方が良い。


保健センターや病院の近くに住んでいるRelais Communautaireに来てもらって、予防接種や検診に来ている人にヘルストークしてもらったり、学校へ啓発活動しに来てもらったり、できないかな?
またそういう活動を通してRelais Communautaireと学校や病院、地域との結びつきが強くなっていけば理想的。


私が配属されている保健局は、保健センターではなく、地域にある全ての保健センターを管轄する機関。
保健局に派遣されたからこそできることをもう一度よく考えよう…。
きっと私がここでやるべきことは、自分で個人的に啓発活動を地道に行うことじゃない。
つくづく、何してたんだろう、と思った。何も考えないで行動してたんだな。



でも、もしRelais Communautaireに研修を行うとしたら、問題はお金。「予算がない」と言われた通り、彼らにもっと活動をやってもらったり、追加で研修をやるお金がない。
今回の研修のことを考えてみても、
研修を受ける人に二日間で4000Fcfa、
研修を行う側の医療従事者には二日間で17000Fcfaの日当が出ていたし、
食事代、食事を運ぶ運搬費などを考えると、これをあちこちでやったら相当なお金がかかる。
保健局が今まで彼らの活動に対して報酬を払っているということは、彼らにボランティアで啓発活動を行ってもらったり、日当なしで研修に来てもらったりすることは難しいと思う。


どうしたもんかな~。
なんにせよ、Relais Communautaireと協力して何かできないか、保健局と相談してみようと思います。



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2017-10-10

豪雨・停電・断水・引きこもり

豪雨の後はもともと悪い道がさらにガタガタになる。
車が動けなくなり、道をふさぐこともしばしば…


この後、後続の車が無理やり通ろうと信じられないスピードで脇をすり抜けた結果、両方の車両の側面が大破していました。なんてこった。
しかもなぜか全ての窓開けたままの状態で突っ込むもんだから車内が泥と草と破片まみれ。
両者が気の毒過ぎてさすがに写真撮れなかった。






さて、前に「ものくれとかあんまり言われない」って書いたけど前言撤回!
なんか最近やけに気になる。なんで?みんな私に慣れたから?



道を歩いていて話しかけてきてくれたと思ったら、

「お金ちょうだい」
「100Fcfaちょうだい」
「なにかいいもん持ってんでしょ」
「私になにかくれるんじゃないの?」
「何買ったの?カバンの中見せてよ。私に分けてよ」

道端で食べ物買って食べてたり、
何か物を買ってるところを見られたり、
手提げ袋を持っているところを見られるだけで、声を掛けられる確率はぐんと上がる。

できるだけ人目につかないとこで買ったり、大きいもの買わないようにしたり、一度にたくさんの買い物しないようにしたり、出かけるときもなるべく物を手に持たないようにしたり。私たちは常に村人から見られてる、って本当だと思った。


あとは
「一緒に仕事しよう。あなたの家に一緒に住むの。いいものいっぱいあるでしょ。それから日本に連れてって。」
とかもお決まりの流れ。

最初は冗談っぽく受け流してたけどそれも疲れる。
なぜ「物をあげるのがいけないこと」だと思っているのかも説明して分かってもらえたためしがない。

こういうとき、真面目に説明した方がいいのか、
へらへらっと「またまたぁ~!あげないよっ☆」って流した方がいいのか。
それとも完全に無視した方がいいのか。
同じ町に住んでる人として、普通に話がしたいだけなのに…。


でも考えてみれば当然のことだと思う。
私とここにいる人たちでは、生きてきた環境も背景も、今ここにいる理由も違うし。


突然やってきた、どう見たっていい暮らししてるお金持ちの白人に対して、
そこにいる人々と変わらず、同じように接してくださいなんて無理に決まってるし、彼らが私に「ものくれ系発言」をするのはもはや自然なこと。
自分が逆の立場でもそうすると思う。「ヨボ」は「ヨボ」。


分かってるよ…わかってるけど~!!!





…とまぁこんな感じでここ最近、引きこもりがちでした。


しかしこの週末の長引く停電・断水により、家の中にいてもやることないし薄暗いし気分もより憂鬱になってくるので外へ。


外でぼーっと座って隣のパパとおしゃべりしたり、近所の子供に襲撃されたり。
こっちの子は字のごとく体当たりしてくるので一緒に遊ぶのも命がけ。

手に物を持って歩きたくなくて手ぶらで散歩したら、たまたまガルディアン(警備員というか門番。夜だけ来て昼間は自分の家の近くでバイクを洗う仕事をしている)に会い、彼のお姉さんの家の広大な農地を見せてもらったり。そこでモリンガの苗を買えないか交渉したり。

お土産にミカンをたくさんもらって帰ってきたり。


外に出て嫌な思いもするけど、同時に外に出ないと新しいことにも出会えないなぁ、と思った。引きこもりにとっては外に出るまでが試練…。

停電・断水で強制的に外に出されてよかったかもしれない。


ただ豪雨が重なるともう外も出れないけどね!



そして私を家の中に引きこもらせているもう一つの原因、wi-fi!

暇ができたら携帯なりパソコンなりをいじってしまう典型的なダメパターン。
夜もなんだかんだネット見て過ごしてしまうし…
この時間を語学とか、人と一緒に過ごすとか、そんなことに使えた方がプラスになるのでは…

ということで、今まで申し込んでいた一ヵ月区切りの定額使い放題のプランがちょうど今日切れるので、しばらくこのまま過ごしてみようと思います。


保健局にwi-fiが通っていて昼間はそっちで使えるので今まで通り連絡は取れるし、家に帰って絶対ネット必要!って状態になることもないと思うし。


思えばネットから離れていたアボメカラビのホームステイの時の方が早寝早起きできていたし、ちゃんと勉強する時間も、人と過ごす時間も取れてたなぁ。


もう家には風呂洗濯睡眠のために帰るくらいにしたらいいのか。

いっそ村人の家に住み込んでしまえばいいのか。

他の皆はどんな生活してるのかな。



農園を見せてくれたガルディアンの家族へのお礼にステンドグラスクッキー。飴の種類の選択ミスでいくつかパステルカラーで、ステンドグラスクッキーにはならなかった…。
いろいろつくってみるのがストレス解消。オーブンほしい。


…オーブンよりもここクルエカメで普通に他愛のない話ができる友達がほしい。




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