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2018-09-01

学校の子供達と戦う

気付けば9月…!
最後にブログを更新したのは5月!!
なのに懲りずにブログを覗きに来てくださっていた皆様、ありがとうございます、すみません!!
以前とは逆で書きたいことはたくさんあるけど書いてる時間がなかった!いやいいことだ!

以下6月のハイライトでございます。6月は主に学校と村での活動が中心でした。村での活動編はこちら

学校では保健授業をやったり。写真撮りに来てくれたやぎちゃんありがとう!
1年生から6年生まで保健の授業をやりました。病気の予防や、衛生、栄養について。小さい学年には先生たちがアジャ語に翻訳してくれたり、説明を付け足してくれたりといろいろ手伝ってくれました。

・手を洗うよ!

水と衛生について話した後、二人一組で手を洗ってもらうのですが、石鹸付けてしばらく手をゴシゴシしてほしいのに、いくら説明しても子供たちは石鹸付けたらすぐ水をかけようとしがち。「ああぁまだ!水まだ!!待って!」と毎回必死に止める。
でも家で石鹸使って手を洗う事なんてないんだろうなぁと思ってしまう。


・HIV/AIDS

高学年は、一応授業でエイズについて学ぶことになっているそうです。私も一度授業を見学したのですが、「鋭利なものに触らない、血を触らない、安全でない性行為をしない」ということを生徒が黒板に書いて終わりでした。
「安全でない性行為ってなに?」と何人かの生徒に聞いてみたけど、誰も分かってない様子。
エイズの話を性の知識がある前提でするのか、血に気を付けよう、という話だけするのかって、難しいところですね。

私がエイズの話をする中でやるワークの一つに、「感染する?しない?」というものがあります。日常の行動が書かれた紙を、HIV感染のリスクが高い・低い・ないの三つに分けてもらう作業です。

HIVは血液感染する、ということは分かっているようでしたが、「蚊に刺される」「キスをする」が感染リスクが高い、に分類されていたり、「人の傷の世話をする」が感染リスクがない、に分類されていたり。ポイントは血だと分かってるけど、実際具体的な日常生活に当てはめてみるとリスクがあるのかないのか考えるのが難しい、と子供達からも言われました。なので一つ一つの行動でなんでリスクがあるのか、無いのかを説明して、逆に言えばリスクの高い行為だけ気を付ければ、陽性者とも普通に関われるよ、一緒に生活できるよ、という話につなげます。


この陽性者との共生の話は先生たちが身を乗り出してきて、私を押しのけて熱弁してくれた。先生から教えてくれた方が子供達にも伝わるのでありがたい。できれば先生主体でやってほしい。


・栄養
栄養では食べ物が三つの栄養素に分けられるよという話と、各栄養素の働きについて話しました。黄色のグループ食べないと力でないよ~、緑のグループ食べないと病気と闘えないよ~とか。

それから、「昨日何食べた??」と子供に聞いて、色ペンで紙に書き、三つの栄養素がちゃんと取れてるかを確認。
子供達は、いつも食べているものが何からできてるかちゃんとわかってるのでえらい!
パットやアカサ、ブイーがトウモロコシからできていたり、パンやスパゲッティは小麦粉からできていたり。ガリがキャッサバ、フロマージュは大豆!もしくは牛乳!料理と食材が頭の中でちゃんとつながっていると栄養の授業はとてもやりやすいです。

いつもとるのが難しい栄養素を補ってくれるチート食材がモリンガだよ!ということも話します。さぁ皆チートを使うんだ!おかあさんに今日の夕飯はモリンガソース作ってって言うんだ!!


この授業の後からは街で子供を見かけるたびに三つの栄養素ちゃんととってる?という意味でよく、「ねぇねぇ昨日何食べた??」と聞きます。

子「パット野菜ソース食べた!!」
私「おや、なんか足りない」
子「あ~えーっと」
私「赤いグループ足りない」
(パットが炭水化物の黄色グループの食べ物で、野菜ソースが緑グループの食べ物)
子「あ、大豆のフロマージュも食べたよ!」(大豆は赤のグループ)

いや絶対食べてないでしょ!!!
でも、ちゃんと自分が食べたものがどのグループの食べ物で、あとは何を食べなきゃいけないのか分かってもらえてるならありがたいです。


いやぁ子供たち本当に元気。授業中案外静かなくせに、休み時間になると襲い掛かってきます。もっとその元気を使って授業中発言してくれてもいいのよ?!
授業となると別人のように皆急に黙り込んで照れちゃったりしてなによ~。
授業中だったとしても先生がいないとそれはもう動物園。全くいうこと聞きません。
先生が見てもらえるときに授業しないと無理。


7月の学年末までに授業が一通り終わったので、この後は保健発表会ができればと企んでいます。
私がやった保健授業の内容を基に子供たちと一緒に劇や歌などを準備し、その発表会に保護者や地域の人を招待します。

でも生憎現在バカンス中。9月は新学期が始まってすぐでしばらく活動できないとのことだったので、10月から、できればいいなと思っています。

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そういえば病院の敷地に植えたモリンガが芽を出しました。


お世話してくれたおばちゃんありがとう!!大きく育て~!
目指せ病院でモリンガ活用!!

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2018-05-02

4月何してたの??

4月25日のマラリアデーにかこつけて、4月は活動全体をマラリア中心に行いました。
因みにストライキは依然続いていて、保健センターは月曜日にしかやっていません。
しかし私の配属先は地域保健局なので、皆ストライキ関係なく働いています。

予防接種

予防接種で以前は栄養についてお母さんたちに話していましたが、4月はマラリアをテーマにして、予防法(蚊の発生源をなくす、蚊帳を正しく使う、蚊に刺されない工夫など)や、59カ月までの赤ちゃんと妊婦さんはマラリア治療が無料であることなどを話しました。

マラリアの原因は何?というクイズでは、四択で「太陽、蚊、ねずみ、犬」という選択肢があるのですが、蚊という回答に混ざって時々「太陽の光も原因だ」と言っている人も結構いました。こんだけ日差し強いと太陽のせいにしたくもなるよね。

ラジオ

FMクッフォでラジオ放送。クッフォ県で放送しているラジオ局で、マラリア予防を啓発する内容の収録をしに行きました。



原稿もカウンターパートに見てもらって、すらすら言えるようになってから挑んだのに、収録直前に、「対話形式で収録しよう」ということに。


もとは私がマラリア予防を呼びかける内容だったのを、ラジオ局の人との対話形式で、相手が「マラリアの原因は?」「マラリアになると死ぬんですか?」「効果的な予防法は?」と聞き、それに対して私が答えるという方式をとりました。


収録後、知っているアジャ語をとりあえずマイクに向かって全部話せと言われて、なぜか私の滑稽なアジャ語も録音される。
そして、普段のラジオ放送もアジャ語で行っており、アジャ語の方が聞いている人にも分かりやすいので次はフランス語でなくアジャ語でやってほしい、とのこと。

フランス語もアジャ語もままならない私じゃなくて、地域の子供や学校の生徒に音声だけの啓発劇をアジャ語でやってもらって、それを放送するとかできれば良いなぁと思いました。

自分の放送自体は実際聞けなかったのですが、後日街を歩いていると、「ラジオ聞いたよ!」「ラジオでしゃべってたね!!」「ラジオからゆまの声が聞こえてきたよ」と皆から話しかけられる。
お~みんな聞いてくれたのね!と嬉しくて
「私がラジオで何について話してたかわかった?」と聞くと、
「アジャ語で“私は米を食べる“って言ってた!」

そこ~?!そこはおまけで収録したところだから!大事なのそこじゃないから!
てかそのアジャ語なんで放送に使ったんだよ!

「いやアジャ語も話したけど、マラリアについて話してたんだよ」というと、
「あ~そんなことも言ってた気がする」
アジャ語に全部インパクト持ってかれた。

村での活動


クルエカメ中心地から歩いて30分くらいのところで活動しているピースコーの女の子と一緒に、村の女性グループを訪ねました。

私はマラリアについて、ピースコーの彼女はモリンガについてそれぞれ話しました。



毎回村での啓発のたびに思うのですが、すっごい踊らされる。まず啓発を始める前に、一通り村人が集まったら、歓迎のダンスを披露してくれる。そして一緒に踊らされる。
でもヨボが踊ると非常にウケるので全力で踊ります。


踊ると、場のテンション高まってから話ができるので、話してる最中の村人の反応や、意見・質問の出方も良く、私としてもやりやすいです。
もはや村人の踊りが始まると私は自ら進んで踊りに行きます。負けてられません。
終わった後も、「私たちの村へ来てくれてありがとう」の踊りがあります。へとへと。
ピースコーの子はそんな私を見て苦笑いしてましたが最終的に彼女も踊らされてました。
絶対踊った方が楽しいよ!

最後に記念撮影。写真大好きなベナン人、いつまでたっても撮影会が終わらない。


終わった後は、手伝ってくれた人たちと一緒にお昼ご飯を食べながら、反省会と次回の作戦会議。
ピースコーの彼女はクルエカメ市内の保健センターに配属されていて、任地が近いこともあり、長期休暇中に子供たち向けに保健教育キャンプを一緒に開催しようと企んでいます。長期休暇中子供達やることないもんね。


おまけ:モリンガを植えたよ。


地域病院の敷地に畑があり、そこにモリンガを植えました。
雨季に入ってからが良いと言われていたので、4月に入ってからコトヌーで買った種を持っていき、庭師さんに手伝ってもらって種まき。
任期中に十分育つか分かりませんが、大きくなったら産婦人科のお母さんや小児科の子供にモリンガを食べてもらえるようにしたいです。
因みにコトヌーで大量購入したこのモリンガの種は、今後栄養啓発でモリンガの話をするときに毎回配布予定。家に植えてね!


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2017-10-20

突撃!隣の晩ごはん

配属先から歩いて帰っていると、目の前を歩く親子が。
見覚えのある葉っぱを子供が抱えて運んでいる。


あれは…あれだ…「モ」から始まるあの木の葉っぱだ…
その木の葉っぱの普及を企んでいるが実際住民が食べているところを見たことがない私の目の前を今、その葉っぱをその辺でとってきて家に帰るだろう見知らぬ親子が歩いている…


「こんにちは、この子が持っているの、もしかしてモリンガですか?」
意を決して話しかけるも、お母さんにフランス語が通じない。
近くにいる人に助けてもらって、「モリンガ普及を考えていて、モリンガをどうやって食べているのか知りたい」と説明する。

すると快く、「じゃあ家で作るところを見せてあげる」と家まで連れてってくれた。



これ日本で言うならば、道ですれ違った見知らぬ外人に

「その買い物袋から見えているもの、もしやほうれん草じゃないですか?あなたがどうやってほうれん草食べるのか知りたいんですけど…」
と言われ、
「あらいいわよ!今からちょうど夕飯作るからついてきて!」

と応えている状況。日本ではありえない。

なのに快諾してくれるなんて本当にありがたいです。


お宅に伺うと、住んでいる全員が出てきて取り囲まれる。
家の子供と男性達は割とフランス語を話せて、口々にモリンガをどう食べるか説明したり、私にいろいろ質問したり。
どうやら今日は材料が全部揃ってないから作れないとのこと。
「明日の18時においで」
といわれた。


そして翌日、約束通りにお宅に訪問した。
ちょうどマルシェの日で女性陣がまだ帰ってきていなかったため、代わりにお兄さんが作ってくれた。


まずモリンガを枝から外して洗い、刻んで茹でる。

トマト・玉ねぎ・ピーマンを石ですり潰す。

火にかけた鍋にパーム油を入れて煮立たせる。
そこへ先ほど石ですり潰したトマト達、小魚、重層、すり潰していない薄切りの玉ねぎも加える。味付けはキューブ(固形コンソメみたいなもの)と塩。
そこへゆでておいたモリンガの水気をよく切って入れる。そしてかき混ぜつつ2分ほど煮込んだら…



モリンガソースの完成~!アカサと一緒に!
図々しくもご馳走になりました。
味はいつも食べてる野菜ソースと同じ味・食感・匂い。
現地食がもともと好きだからかもしれないけど、おいしかったです!

モリンガの粉は抹茶のような青のりのような独特の匂いがあるけど、ソースだと色々混ぜてるからか、モリンガ食べてる!って感じはしなかった。
キューブ入れると結局皆同じ味になってしまうのかな…?今回は魚を入れたけど、肉や卵など何でも入れて作れるよ!とのこと。この料理にはこの材料!と決まってないあたりがいいね。

にしてもこっちの料理はやはり使った油が全量そのままソースになってるよね。そう考えるとすごい量の油摂取してると思う。


因みに任地は水道は一応ありますが一般家庭にはあまり普及していません。各家庭にこんなカメみたいな物があって、そこに井戸などで汲んできた水をためて使います。


帰り際、晩御飯見学のお返しに、と作って持ってきたお菓子を渡し、家中の人にお礼周り。突然のお願いにも関わらず、本当にありがとうございました。

すると、一緒に遊んだ子供たちから
「また遊びに来て!土曜日の10時!絶対だよ!待ってるからね!!」
と時間指定でお誘いが。

「何かいいもの持ってきてね!」
はい…。

*******************

さてこれとは別に、マルシェの日にモリンガの種を入手!
今度こそモリンガです。やっと会えたね~!
売っていた女性は自分でモリンガを栽培し、粉や種を売っているんだとか。ぜひ見てみたい!と思ったけどその女性、アゾべから来ているそうで、今はまだ行けない…。


種はいくつか保健局に植えて、後は家に持って帰ってきた。
そして一回やってみたかったこと。
モリンガの種を食べる!


どうやら、

苦くて渋い…でもそのあとに水を飲むと水が甘く感じる!!

という現象があるらしいのです。
何その不思議体験やってみたい。


ということで外の皮をむいて出てきた白い部分を実食!!

…おぉ…確かに苦い…そしてしぶいというかエグみを感じる…食べれないことはないけど、あんまり長時間口の中で味わっていたい味じゃない。
ということで食べ終わって未だエグみの残る口で早速水を飲んでみた。


…うっわ~…甘い…!!!確かに甘い…!!けど砂糖とかの甘さじゃない…口の中にずっと残り続けるような、人口甘味料の不自然な甘さに似てる…!!

甘いものが大好きで永遠に食べれる私ですが、さすがにこの不自然な甘さに耐えられず…。
かといって口の中はエグみと甘ったるさが残った違和感爆発な状態だったため、水で口の中をゆすぐも、案の定その水が奇妙なほど甘いので、うがいすら苦痛という珍事態。

一人でしばらく口開けたまま思考停止。


モリンガの種も栄養いっぱいで健康に良いそうなので、もし食べてみたい人は、必ず口直しの果物とか用意してから食べてね!
口直しに水は使っちゃだめよ!


このあとめちゃくちゃ歯磨きした。


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2017-10-15

保健分野の住民参加

今週は主に二つの活動に参加しました。
一つはCOGECSの選挙。

COGECSとはLes comites de gestion des centres de sante =保健センター運営委員会
のこと。
その名の通り区毎にある保健センターを運営する委員会で、保健センター長と助産師・住民から成る9人のメンバーで構成されていて、住民のメンバーは3年毎に住民による選挙で選出します。
区はさらに村に分けられるのですが、選挙には各村から3人の代表者が参加します。
つまり8つ村がある区なら選挙には8村×3人ずつで24人の代表者によって選挙を行います。
私が所属する地域保健局から各保健センターに選挙執行・監督のために人が派遣されるので、今回同行させてもらい、一日に2つの保健センターを回りました。

1か所目は投票前に運営委員会の規約を読み上げている最中に住民たちが激しく怒り始め、選挙の実施を拒否。投票会場には2時間以上にわたって怒号が鳴り響きました。


なぜ住民たちが選挙の実行を拒否したのかカウンターパートに聞いても「僕にもわからないよ…」と言われ謎のまま。
にしてもこっちのひとの言い争いの迫力は相変わらずものすごく激しい。怒号で鼓膜が破けそうになった。


二か所目は無事投票も終えました。
面白いなと思ったのは投票の方法。住民の中からそれぞれのポスト(秘書など)に立候補者を2名ずつ出し、一回一回投票するのですが、投票に使うのは葉っぱと石。



会場にパテーションが設置され、その後ろに石がたくさん入った皿と、葉っぱがたくさん入った皿が置かれています。
そして投票する人はひとりずつパテーションの裏に行き、Aさんに投票する人は石、Bさんに投票する人はマニョックの葉っぱを取って保健局の人が持っている投票箱に入れるという流れ。ちなみに今回投票箱はヘルメットで代用。


ケニアでも村で保健ボランティア選出のために住民投票をやっていましたが、その際は立候補者に数字を割り振り、住民には紙に数字を書いてもらって投票する、というやり方でした。しかしそれだと字が書けない人がいて、字が書ける人に助けてもらいながらやっていました。


今回の石や葉っぱを使ったやり方は、紙やペンを用意する必要もなく、字が書けない・読めない人でも投票できる。
ただこのやり方も、投票者がパテーションの裏に行ったとき、残っている石や葉っぱの数で今どっちが優勢なのかがなんとなく分かったり、一人が一度に複数の葉っぱや石を持って投票箱に入れてもわからなかったりします。
完全に透明性のある匿名性の住民投票をやるのって難しいなぁ。


このCOGECS、目的は保健センターの資源管理や、保健センター運営上の意思決定だそうです。メンバーには、活動に際して賞与が与えられるそう。




今週のもう一つの活動はRelais Communautaireへの研修でした。
Relais Communautaireをどう訳していいか分からないけれど、簡単に言うと村で保健活動を行う人です。村の保健ワーカーって訳せばいいのかな?

保健局や保健センターが行う研修を受け、実際に村で病人が出た際に応急処置をしたり、症状などを紙に書いて病院に照会したり、時には啓発活動をしたりするそう。COGECSの様に選挙で選ぶのではなく、各村からフランス語が話せる、書ける人が選ばれます。今活動している人が病気や死亡等で後任が必要になった際に次の人が指名されるそう。
また、村での活動に応じて現金での報酬がもらえる仕組みだそうです。



今回は3つの保健センターで子供のマラリア・下痢・肺炎予防のための二日間にわたる研修が行われました。研修には食事が用意される他、一人当たり二日間で4000Fcfaの手当てが出ます。

ケニアでも村で活動する保健ボランティアの育成・活動支援を行っていましたが、人々は完全に無償で保健活動を行わなければならなかったため、働いても自分自身に利益がない、と途中で保健ボランティアとしての活動を辞めてしまう人も多く、人々のモチベーションを保ったり、活動を活性化するのがいつも課題でした。


一方こちらでは保健活動に対して報酬が出ます。現金で報酬がもらえるとなると、人々のモチベーションになるし、活動を続けてもらいやすいとは思います。
でもこお現金での報酬、将来にわたってずっと出し続けられるのかが疑問。
彼らの活動をどのように評価してどれくらいの報酬が出ているのかも調べようと思います。


研修は保健センター内や保健センター近くの公共施設で行われていました。講師は保健センターの医療従事者。


使用されているテキストはフランス語で書かれています。


こちらは子供の栄養失調かどうかを調べるMUAC(上腕周囲径測定帯)の使用方法を説明しているところ。



マラリア検査キットも実際に自分たちでやってみて、使いかたを学ぶ。

このマラリア検査キット、私たち隊員にもJICA事務所から配布されていて、赴任時の健康オリエンテーションで実際に使いました。
指に自分で針を刺してほんのちょっとの血を出さなければならないのですが、「自分で指に針を刺す」という行為がなかなか怖い…おっかなびっくりやりました。
指先なんて普段よく切ったりしてけがするものの、意図的に刺すとなると勇気がいる。



この研修、予算の関係で3つの保健センターだけでの実施。
他にも、エイズやモリンガ普及、家族計画などの研修もあるけれど、行われたのはかなり前で、再度研修を実施する必要はあるけれど、予算がない、とのこと。


今回研修をやったこの地域で以前モリンガ研修を行ったとのこと。モリンガ研修では実際にモリンガを使ってソースを作ったそうです。研修後、モリンガを植える活動も行い、この地域ではいたるところにモリンガが生えていました。

また今回の研修時に、各自がモリンガ研修後どのような活動を行ったかについて、レポートを提出するよう指示されていました。
(私がこれだけ保健局で散々モリンガモリンガ騒いでるのになんでもっと早く教えてくれなかったんだ…)


でも、様々な理由で村人の病院利用が少ない中、このように研修を受けた人が自分の村で保健知識の普及や疾病予防の活動ができれば保健・健康・衛生の改善に効果があると思います。

そして思った。
今まで私が考えてた、病院や保健センターでの啓発活動やら学校での栄養教育とかの活動を私がやるよりも、
ベナン人であり、その地域の人である、このRelais Communautaireにやってもらうのがいいんじゃないかな。


見知らぬヨボが話すことより、保健センターで研修を受けた顔見知りのご近所さんの話の方が、村人にはよっぽど受け入れてもらえるはず。


それに、私一人がいろんなところを巡回して啓発活動をやるより、各村に一人は必ずいるRelais Communautaireに対して研修なり学習会を行って、その情報を村で広めてもらった方がずっと効率的で影響もあると思う。


せっかく保健局がこうして研修も行っているんだから、私自身が何か新しい取り組みを始めるんじゃなくて、彼らの活動を活性化することができればそっちの方が良い。


保健センターや病院の近くに住んでいるRelais Communautaireに来てもらって、予防接種や検診に来ている人にヘルストークしてもらったり、学校へ啓発活動しに来てもらったり、できないかな?
またそういう活動を通してRelais Communautaireと学校や病院、地域との結びつきが強くなっていけば理想的。


私が配属されている保健局は、保健センターではなく、地域にある全ての保健センターを管轄する機関。
保健局に派遣されたからこそできることをもう一度よく考えよう…。
きっと私がここでやるべきことは、自分で個人的に啓発活動を地道に行うことじゃない。
つくづく、何してたんだろう、と思った。何も考えないで行動してたんだな。



でも、もしRelais Communautaireに研修を行うとしたら、問題はお金。「予算がない」と言われた通り、彼らにもっと活動をやってもらったり、追加で研修をやるお金がない。
今回の研修のことを考えてみても、
研修を受ける人に二日間で4000Fcfa、
研修を行う側の医療従事者には二日間で17000Fcfaの日当が出ていたし、
食事代、食事を運ぶ運搬費などを考えると、これをあちこちでやったら相当なお金がかかる。
保健局が今まで彼らの活動に対して報酬を払っているということは、彼らにボランティアで啓発活動を行ってもらったり、日当なしで研修に来てもらったりすることは難しいと思う。


どうしたもんかな~。
なんにせよ、Relais Communautaireと協力して何かできないか、保健局と相談してみようと思います。



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2017-09-26

栄養のお話ししてきたよ

緊張したよ!!
伝わるかどうか、分かってもらえるかどうか不安だし、まずフランス語がお粗末だし…。
フランス語ペラペラなピースコーのルディがうらやましいです。

****************
話した内容:
・自己紹介。ヨボ、じゃなくてユマって呼んで下さいね~。
・いつも食べてる食材は3つの栄養グループに分けられる
・この3つのグループからバランスよく食べないと、例えお腹いっぱい食べても栄養失調になったり病気になったりする
・栄養失調の影響。赤ちゃんだったら、子供だったら、妊婦さんだったら、授乳中のお母さんだったら…
・緑・黄色・赤のグループの食材とそれぞれの栄養素の役割。それぞれを食べないとどうなるか
・3つのグループそれぞれから食べてほしいけど、緑や赤のグループは高かったり、常に家に貯蓄しておけるわけではないので毎日食べるのは難しい

⇒そこで!この赤と緑両方の栄養素が入った植物があるんです。皆さんの家の隣に生えていますよ!何でしょう?
それは、モリンガです。これからルディがモリンガについて話すのでよく聞いててください。
****************

つたないフランス語をアジャ語に訳してくれた看護師さんありがとう。途中で電話に出ていなくなっちゃったりしたけど…笑
そしてやはり私がフランス語でうまく話せなくて、訳してくれる看護師さんに「え?」って何度か聞かれた…すみません…


不安すぎてカンペを見ながらやったんだけど、やっぱりそればっかり見ちゃうし、自分の言葉で話せてる感じが全くしない。それよりも、話さなきゃいけないポイントを最低限頭の中に入れて、後は自分が自然に話せる簡単な言葉で、お母さんたちの周りを歩きながら身振り手振りつけて話した方がいいと思った。

く~…練習と慣れですね。
これ、全部アジャ語でできるようになるのは一体何年後?!


でも、絵が分かりやすいね、とか、君はよくフランス語話すんだね、と言ってもらえた…皆優しいなぁ。ありがとうございます。もっと頑張ります。


次回の目標!!
:食材の名前は全部アジャ語で言う!カンペは見ない!毎回言うこと少しづつ違っても、自分の言葉で話す!


このほかにも、この三つの栄養素を車に例えたパート(緑が整備士さん、黄色がガソリン、赤が車のボディ)とか、栄養失調の子供の写真を見せて、黄色だけ食べるとこうなる!とかこの料理はどこのグループ?ってやつも、文章と教材作ったはいいけどやらなかった。



なんか長くなるし飽きられるのも怖いし…と尻込みして削ってしまった。
どこまで説明すればいいのかな。様子見つつ変えていこうか。



月曜と金曜にあるこの予防接種ではルディがモリンガの有用性とモリンガの食べ方について話しているので私からは説明しませんが、産婦人科や小児科で話すときは私だけなので、「じゃあモリンガをどうやって食事に取り入れられるか」とか離乳食の提案などもやった方がいいよね。


同じ栄養指導でも、やる場所や状況、対象者、対象者の人数に合わせていろいろ変える必要がある。
でもどうであれ、まずやってみないことには分からんので、今は怖気づかず当たって砕けることが最優先かな…頑張れ私のメンタル!!



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2017-09-24

ベナンの旗で栄養素を学ぼう

来週から、予防接種や産婦人科、小児科で栄養指導をするので、教材を作りました。
丸一日かけてようやく完成。
疲れた!!肩痛いわ!!!



ベナンの旗の色を使って3つの栄養素を分類しました。見やすいように縦1m横1,3m位。
いろいろ食材をのっけると一つ一つが小さくなったりごちゃごちゃするので、クルエカメにあるものだけ、買えるものだけに絞りました。

ポスカ持ってきてよかった…。さすがにポスカはベナンにない。
絵を描くといっても、自分と相手の認識が違うと分かってもらえないので、色とか形とか、現地のものと同じになるよう気を付けました。

例えば日本でみかんというと黄色だけど、こっちでは緑色。黄色いミカンは腐ってるやつだよ、とみんな言います。みかん三つのうち一つ白いのは、こっちではミカンを飲みやすいように周りの皮だけカミソリできれいに剥いて道端で売っているから。

飲みやすいように?!そう、ベナンではミカンは飲み物。皮をはいだミカンの頭の部分から吸うんです。慣れたら簡単!道端で片手でミカンジュースが飲めます。


トマトも丸くない。ちょっと縦長で小さい。たまねぎも紫と黄色がある。

っていうか芋類の書き分け…マニョックとイニャムさつまいもじゃがいも…無理…芋はイラストにしたら皆一緒やん…
あと穀物とかどうやって書けばいいのよ!!
粉にしたらみんな一緒だし砂糖も米もアマランサスも粒小さければもう皆同じ絵になってしまうよ!!
私の画力とポスカさんの限界。言葉で補足しよう…
因みに、フランス語および現地語で食材の名前を書いても読めない人も多いので、あえて絵だけにしました。私がアジャ語さっさと覚えればいい話…



魚と鶏肉の絵は、街によくある魚屋さんの看板を参考にしました。
そういえばベナンって魚屋(poissonnerie)って書いてあるけど必ず肉も一緒に売ってる。不思議。

日本だったらお肉!というと







こんなイラストが思い浮かぶけど、こっちの人々がこの状態で見ることは多分ないし、わかりずらいかな、と思ったので。

あと、豚さんも、クルエカメで一番おいしいと評判の豚肉屋さんの看板を参考にさせていただきました。



いつも通るたび思うんだけどなんかやけにリアルじゃない??


今日作ったこの模造紙に加えて、パットやアカサ、フロマージュ(チーズ)、ブイー(穀物で作られたおかゆ)の絵を用意して、栄養素の説明の後に「じゃあこれはどこのグループ?」ってやろうと思います。「マイスが黄色グループ」=「マイスでできてるパット、アカサも黄色グループ」っていう様に食材と料理もちゃんと結び付けてほしいので!


食材の分類で迷ったのがココナッツとピーナッツ。
両方脂質が多いので黄色にも入りうるんですが、「黄色だけでなく緑・赤も食べてね!」というコンセプトでやろうと思っているので、ココナッツとピーナッツに含まれる脂質以外の栄養素にも注目して、ココナッツをビタミンが取れる食材として緑のグループ、ピーナッツをタンパク質が取れる食材として赤のグループに入れました。


さて、あとは説明を紙見ないでフランス語で言えるように練習します。
いずれはアジャ語でできるようになるといいな。


昨日の夕方、栄養失調の子供の写真をお母さんたちに見てもらうため、印刷屋さんに行った。店の人とか周りの人がヨボが何をプリントするのかと集まってきた。それも本当はあんまりいい気分じゃなかったけど、プリンターから出てきたマラスムス(エネルギー不足の栄養失調)とクワシオルコル(タンパク質不足の栄養失調)の子供の写真を見て「うっわなにこれ~」とより一層奇妙なものを見る目で見てた。

そこで私が
「マイスやガリでできたものばかり食べていると病気になるんだよ」
と一言。


すると、聞いていた全員が大爆笑。

「聞けよ!!マイスやガリだけ食べると病気になるってwwwwヨボが言ってるwwww」

ぐわぁああ~!!!!!腹立つ!!!!!!

何度も「マイスやガリでできたものばかり食べていると病気になるwwww」と私の言葉を繰り返し笑いながら言うし、私を見ながらアジャ語で皆で何か話してて本当に本当にイライラしたけど、
「だからちゃんと卵とか野菜・果物食べてね!」
とだけ言ってさっさと帰ってきた。


ばかにされて頭に来たのもあるけど、なにより
「もしかしたら説明しても信じてもらえないかもしれない」
って感じて、すごく不安になった。


確かに彼らからすれば、全く違う世界のヨボが突然こんなところへ来て、なんか変なこと言いだした、ってことになる。
自分が彼らと同じ立場だったとしても、そんな異星人の言うことすぐにすんなり信じられるかと言われたら自信ない…。


う~…でも、まず手始めの活動は病院だし、病院の看護師さんが現地語に通訳してくれるし、そこで信じてもらえないってことはないと思う。ないと信じてる…。


現在朝の4:17。不安なことは尽きないけど、とりあえず寝ます。

おやすみなさい!


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2017-09-14

魔法の木

どうやらこの地域で栄養失調は大きな問題。
特に5歳以下の子供が栄養失調で亡くなることが多い。

死亡に至らなくても、栄養失調からくる体調不良や免疫力低下による疾病での来院も多いです。

そもそも、栄養とは何か、バランスのとれた食事とは何か、をみんな知らない。
私たちは小学校で栄養素、とか6つのグループとか、黄(ねつやちからになる)・緑(体の調子を整える)・赤(からだをつくる・肉や骨になる)とか、やりましたよね。


でもこっちの人々はそういった知識がないので、おなか一杯になることだけを考えて食事をすると、どうしてもマイスでできたもの(パットやアカサ)・芋・米・マカロニにソース付けて食べるだけだけ、という食生活になりがちです。

私たちはこれを見て「炭水化物しか食べてない」と分かるけど、村の人にとっては炭水化物が何かも、それだけ食べることがなぜ良くないことなのかも分からない。


学校で教えているのかな?教育系の隊員の皆さん、情報あったら教えてほしいです。
学校が始まったら、近くの小学校に行ったり、視学官行って聞いてみようと思います。
もし食育の様なことをやっていなかったら、それも活動の一つに入れていきたいです。


先輩隊員がベナンの国旗の各色(赤・緑・黄)にそれぞれ現地の食材をグループ分けして作った国旗型栄養素表があります。

赤は肉・卵・魚・大豆
緑は野菜・果物
黄はマイス・米・パン・マカロニ・芋

これを配ってバランスよい食事の啓発を行っていたそうです。
色で言うと、足りていないのは赤と緑。
でも、赤の食材は基本的に高いし調理も手間。
できれば大豆を食べてほしいけど、あまり食生活には取り入れられていない。黄な粉もそう。
緑は値段的に買えなくはないと思うけど、お母さんたちが食事を作っている風景を見ても、やはり野菜を使っていることは少ない。


そこで、そんな赤と緑の栄養素を補える魔法の木があるんですね。

それがこちら!モリンガです。以下ウィキペディアより。

ワサビノキ(学名:Moringa oleifera Lam.[3])は、ワサビノキ科唯一の属であるワサビノキ属で最も広く栽培されている種である。属名のモリンガの他、ドラムスティックの木(細長くて三角型の種鞘の外観から)、西洋わさびの木(根の味が西洋わさびに似る)、ベン油ツリーまたはベンゾイル木(種子から採れるから)等と呼ばれることもある。北西部インドヒマラヤ山脈の南麓や広く熱帯・亜熱帯地域で栽培されている、自生急成長する干ばつに強い木である。その若い種子の(莢)や野菜として使用されている。
皆さんも一度は聞いたことがあるのでは?日本でもお茶や粉として流通しているかと思います。いわゆるスーパーフードです。
ググっていただければわかると思うんですが、栄養素がびっくり豊富。ミネラル・ビタミン・植物性たんぱく質・アミノ酸・食物繊維・ポリフェノール…



かつ生命力がすごい。熱帯地域に生息するしている植物で、ベナンでも、その辺に普通に生えています。例え炭水化物に加えて、赤や緑の栄養素グループを摂取することが難しくても、モリンガさえ食べてくれれば栄養改善は図れる!


予防接種の時にピースコーの女の子がモリンガの有用性をお母さんたちに説明していました。でも、栄養があるよ!体にいいよ!と言うだけでは、実際お母さんたちがモリンガを手に入れて、食事に使う、毎日食べる、という行動に移るのは難しいと思いました。

そもそも栄養とは何か、なぜ大事なのか、栄養バランスが悪いと自分の体にどう悪い影響が出るのか、今母乳を与えている赤ちゃんの発育にどう関係してくるのか、そこから分かってもらわないときっとモリンガの重要性もわからない。


でも予防接種に集まったお母さんたちにそんな長々とプレゼンしたら飽きられそう。ただでさえじっとしてない赤ちゃんを抱いて聞いてもらわなきゃいけないし、できることなら早く家に帰って家事もしたいだろうし。活動にしていくなら、もうちょっと内容の熟考と工夫が必要。


と、ここまで書いといて私自身、実際ちゃんとモリンガを食べたことがない。
食事に取り入れる提案をお母さんたちにするなら、まず自分で使ってみなくちゃ。
実は一か月前、アボメカラビでホームステイをしていた時、食事では必ずと言っていいほどモリンガのお茶を出してくれていました。

最初は緑色のお湯を見てびっくりしたけど、ママに言って見せてもらったら、シトロネル(レモングラス)とモリンガを鍋に入れて煮立たせたものでした。ただ、毎朝これにミロやら粉ミルクを溶かして飲んでいたのであんまりおいしくなかった…。

ということで、まずはモリンガパウダーを探してみた。
マルシェで聞いてみてもなかったのでクルエカメ唯一あるスーパーマルシェ(といっても小さな雑貨屋さん)でようやく発見。

この小さなボトルで500Fcfa。これは皆買えんわ…。

もの値段を日本円に換算するとき、5で割ると大体日本円に換算できます。なのでこれは日本でいうと100円相当。でも、オリエンテーションの時に調整員さんに言われた言葉
「Fcfaの値段は5で割らずにそのまま日本円に換算して考えた方が現地の人の感覚に近づく」
ということをいつも頭に入れて考えています。

このボトルは500Fcfa。日本でいうと100円相当。100円か~。なら買ってもいいかな?って思いますよね。でも現地の人にとっての500Fcfaは、私たちが考える100円の価値とは違います。

なので、5で割らずにそのまま500Fcfa=500円として考える。現地の人の感覚にすると、これは500円もするってこと。この小さなボトルが500円で売ってたとしたら、買いますか?私なら買わないなぁ。

モリンガの粉、こんなに高いんだ。みんながもっとモリンガの大事さに気づいて、粉の需要も高まれば、安くなるのかな…と思ってラベルを見ていると、作っているのはなんとラロ!!ラロと言えば私の配属先が管轄する地域のKTL(クルエカメ、トビクラン、ラロ)のうちの一つです。
つまりご近所さん!生産者のアドレスと番号も書いてあるので、これは移動禁明けに行ってみよう!
因みに粉の匂いは抹茶のような、青のりのような匂いがします。
水に溶いてみた。苦くはないけど舌触りが悪いしのどに引っかかる。あんまり積極的に飲みたい感じではない。
粉ミルクに溶いたらちょっとはましになった。抹茶ミルクみたい。


粉じゃなくても普通に食べれるはず。その方が、庭に生えてるモリンガをちぎるだけだし簡単お手軽。なんか上手いこと食事に取り入れてもらう方法はないかな。
もしお茶として飲んでくれるなら、煮沸した水を飲むことにもなるので衛生面でも良い。ただ暑いからな…お茶なんて飲みたくないよな…だったら野菜としてご飯に取り入れてもらうかな…



栄養の重要性、モリンガの有用性が分かってもらえたとしても、手に入らなければ意味がない、食べ方がわからなければ意味がない。その食べ方が受け入れてもらえなければ定着しない。

モリンガを使った栄養改善のプロジェクトはアフリカを中心にいろんなところであるようなので、活動計画表を書くのはまだ半年先だけど、そんな成功例も参考にしつつ自分でちょっと研究してみようと思います。


日本や他の国でもモリンガあるとこも多いと思うので、皆さんもぜひ一回試してみてください。そしてもしいいアイデアや食べてみた感想をぜひぜひ教えてください。



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