来週から、予防接種や産婦人科、小児科で栄養指導をするので、教材を作りました。
丸一日かけてようやく完成。
疲れた!!肩痛いわ!!!
ベナンの旗の色を使って3つの栄養素を分類しました。見やすいように縦1m横1,3m位。
いろいろ食材をのっけると一つ一つが小さくなったりごちゃごちゃするので、クルエカメにあるものだけ、買えるものだけに絞りました。
ポスカ持ってきてよかった…。さすがにポスカはベナンにない。
絵を描くといっても、自分と相手の認識が違うと分かってもらえないので、色とか形とか、現地のものと同じになるよう気を付けました。
例えば日本でみかんというと黄色だけど、こっちでは緑色。黄色いミカンは腐ってるやつだよ、とみんな言います。みかん三つのうち一つ白いのは、こっちではミカンを飲みやすいように周りの皮だけカミソリできれいに剥いて道端で売っているから。
飲みやすいように?!そう、ベナンではミカンは飲み物。皮をはいだミカンの頭の部分から吸うんです。慣れたら簡単!道端で片手でミカンジュースが飲めます。
トマトも丸くない。ちょっと縦長で小さい。たまねぎも紫と黄色がある。
っていうか芋類の書き分け…マニョックとイニャムさつまいもじゃがいも…無理…芋はイラストにしたら皆一緒やん…
あと穀物とかどうやって書けばいいのよ!!
粉にしたらみんな一緒だし砂糖も米もアマランサスも粒小さければもう皆同じ絵になってしまうよ!!
私の画力とポスカさんの限界。言葉で補足しよう…
因みに、フランス語および現地語で食材の名前を書いても読めない人も多いので、あえて絵だけにしました。私がアジャ語さっさと覚えればいい話…
魚と鶏肉の絵は、街によくある魚屋さんの看板を参考にしました。
そういえばベナンって魚屋(poissonnerie)って書いてあるけど必ず肉も一緒に売ってる。不思議。
日本だったらお肉!というと
こんなイラストが思い浮かぶけど、こっちの人々がこの状態で見ることは多分ないし、わかりずらいかな、と思ったので。
あと、豚さんも、クルエカメで一番おいしいと評判の豚肉屋さんの看板を参考にさせていただきました。
いつも通るたび思うんだけどなんかやけにリアルじゃない??
食材の分類で迷ったのがココナッツとピーナッツ。
両方脂質が多いので黄色にも入りうるんですが、「黄色だけでなく緑・赤も食べてね!」というコンセプトでやろうと思っているので、ココナッツとピーナッツに含まれる脂質以外の栄養素にも注目して、ココナッツをビタミンが取れる食材として緑のグループ、ピーナッツをタンパク質が取れる食材として赤のグループに入れました。
さて、あとは説明を紙見ないでフランス語で言えるように練習します。
いずれはアジャ語でできるようになるといいな。
昨日の夕方、栄養失調の子供の写真をお母さんたちに見てもらうため、印刷屋さんに行った。店の人とか周りの人がヨボが何をプリントするのかと集まってきた。それも本当はあんまりいい気分じゃなかったけど、プリンターから出てきたマラスムス(エネルギー不足の栄養失調)とクワシオルコル(タンパク質不足の栄養失調)の子供の写真を見て「うっわなにこれ~」とより一層奇妙なものを見る目で見てた。
そこで私が
「マイスやガリでできたものばかり食べていると病気になるんだよ」
と一言。
すると、聞いていた全員が大爆笑。
「聞けよ!!マイスやガリだけ食べると病気になるってwwwwヨボが言ってるwwww」
ぐわぁああ~!!!!!腹立つ!!!!!!
何度も「マイスやガリでできたものばかり食べていると病気になるwwww」と私の言葉を繰り返し笑いながら言うし、私を見ながらアジャ語で皆で何か話してて本当に本当にイライラしたけど、
「だからちゃんと卵とか野菜・果物食べてね!」
とだけ言ってさっさと帰ってきた。
ばかにされて頭に来たのもあるけど、なにより
「もしかしたら説明しても信じてもらえないかもしれない」
って感じて、すごく不安になった。
確かに彼らからすれば、全く違う世界のヨボが突然こんなところへ来て、なんか変なこと言いだした、ってことになる。
自分が彼らと同じ立場だったとしても、そんな異星人の言うことすぐにすんなり信じられるかと言われたら自信ない…。
う~…でも、まず手始めの活動は病院だし、病院の看護師さんが現地語に通訳してくれるし、そこで信じてもらえないってことはないと思う。ないと信じてる…。
現在朝の4:17。不安なことは尽きないけど、とりあえず寝ます。
おやすみなさい!
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