2017-12-13

ベナンの郵便事情

ここ西アフリカベナン共和国。果たして日本からの郵便物は届くのか?!


ベナンにも郵便局はあり、半信半疑で前に絵ハガキを出してみたら、ちゃんと一ヵ月で日本に着きました。切手代は700fcfa(140円)。


そして今回は逆に!日本からベナンに送ってもらうことに。
荷物を送ってくれるのは大学時代の友人。
一緒に旅行に行ったり、日本でも暇があれば一緒にいて、私がベナンに来てからも毎日途切れずラインをしています。
来年の2月末には任国外旅行のモロッコへも一緒に行く予定!


何か送るよ~!と言ってもらい、私が頼んだのは「ダシダ」。
牛肉出汁の調味料です。
なぜよりによってダシダなのかというと、ネットで「フライドポテト作ってダシダかけるとマックのポテトの味になる!」という情報を得たから!!

さすがのコトヌーでも、マックやケンタッキーなどの有名チェーン店はありません。
でも無性にあのジャンキーな味のポテトが食べたい…!!


ダシダを売ってるところを探すところからやってくれた友人。カルディで発見したとのことで、もろもろ小箱に詰めて送ってくれました。船便だと安いけど3カ月かかるので空便で。このサイズで3000円ちょいだそう。高い!!ほんとにありがとう~!!



隊員宛てに送られてきた手紙はコトヌーのJICA事務所に届いた後、職員の方が隊員1人1人に割り当てられた個人BOXに振り分けてくださいます。上京した際には事務所へ行き、自分当てに郵便物がないか自分のBOXをチェックします。

一方荷物は、空港の横にある「tripostal」という大きい郵便局に届き、JICA事務所経由で本人に「荷物がそのtripostalに届いたのでとりに来て!」という知らせが来ます。


そして友人から「送ったよ~」と言われてから約2週間。
JICA事務所のベナン人職員の方から電話があり、tripostalに荷物が届いているとのこと!


今回タイミングよく、予防接種とレセプションで上京したので、荷物を引き取りに行きました。
まずは事務所の個人BOXに、荷物引き換え券を取りに行く。
「CANADA」から届いていることになってる…?なぜ…


そしてやってきたtripostal。空港やエレバンの近くにあり、事務所からも近いところにあります。

同じく荷物が届いている姉さんと一緒に!
窓口で引換券を渡して呼ばれるのを待つ。


待たされたりなんやかんやありましたが、受け取りのサインと受け取り料1000fcfa(200円)の支払いをし、別室で荷物の中身の説明をした後、無事お持ち帰り!



中身はじゃ~ん!!!こんな感じ!!


お願いしていたダシダ3種類に加え、インスタント食品、粉末飲料、おかし、クッキー型クリップ、ウェットティッシュ、写真に手紙…!!


うれしいいいい~!!!日本のだ~!!パッケージに日本語が書いてある~!!
ベナンにはないものばかり。ほんとうにありがとう!!

また後でも書きますが、この後早速ダシダでフライドポテト作ってみたところ、なんとびっくりそのまんまマックのフライドポテトでした…!!ベナンでマックフライドポテトが食べれる!!!感動!!


手紙と写真も、クルエカメに戻って早速壁に張ってあります。
贈り物自体ももちろんうれしいけど、手書きのメッセージってやっぱりうれしいよね!


今度は私からも荷物送ってみよう。
かすみちゃん、Merci mille fois!!!!

にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ

2017-12-10

三カ月ぶり!!

移動禁も明けて間もない先週、予防接種と日本大使館での天皇誕生日レセプションへ出席するため、コトヌーに行きました。

久しぶりのコトヌー、久しぶりの同期!!
しかし今回は同期10人中9人が上京。

3カ月ほど療養帰国をしていたために未だ移動禁が明けない勇輝は、レセプションへの参加は認められたのですが、「活動に専念したい」と今回は上京見送り。会えないのは寂しいけど、ベナンにいなかった間の活動を取り戻そうと頑張ってるんだろうなぁ。

年末は同期皆で彼の任地ジュグーに集まろうという話も出ました。



朝は6時にクルエカメ出発。知り合いのタクシーがクルエカメの私の家の前からコトヌーのドミ(隊員用の宿泊施設)まで送ってくれます。片道4000fcfa。


来ないな~と思っていたハルマッタン。来ました来ました。
最近なんだか空が全体的に曇ってます。バイク乗ってる人もマスクしてたり。



コトヌー着いたのは9時くらい。混み具合によるけど3時間~4時間で着きます。

さてさて、久しぶりのコトヌーでやることいっぱい!ほかの同期は北から来るので着くのは午後。唯一同期で南の任地・グランポポにいる緑と待ち合わせ、銀行行って事務所行って郵便局行って買い物行って…



おいしいものも食べて!!コトヌーにいる間に栄養補給は必須!
この子なんとピザ8割食べました。食欲。


人によりますが今回私のコトヌー滞在は2泊3日。

1日目 午前:上京 午後:郵便局・夕飯の買い出し 夕方:皆で夕食作り
2日目 午前:予防接種 午後:買い物 夕方:大使館レセプション
3日目 午前:買い物 午後:クルエカメに帰る





ということで一日目は姉さん企画の同期夕食会!!
メニューはとんかつ・唐揚げ・コロッケ・サラダ。
揚げ物なんて任地でやらないもんね!!


他の隊次の先輩方もドミに滞在してらっしゃったのですが、この日は私たちがドミの調理場とサロンを使わせていただきました。 ありがとうございます!

ドミの包丁の切れ味の悪さと熱のこもり方、コンロの火力の弱さと闘いながら調理。メンズも手伝ってくれます。ありがとう~!
メンズはことごとく痩せていましたね。雄星の-12kgにはびっくり。


皆が任地配属する前のコトヌー最終日に、
同期内のメンバーに布を買ってきて、買ってもらった人はそれぞれ自分用に買ってもらったものを当てる!というゲームをしたのですが、その時やらなかった私、緑、啓太になんと再度布当てゲームのサプライズ!!企画してくれた勇輝ともテレビ電話で実況中継。



それぞれ皆が任地で買ってきてくれた3つの布の中から自分当てだと思うものを選ぶ。
見事3人共正解しました!私の布は勇輝とりかがジュグーで買ってくれたそう。
すごく気に入ったよ~!この布使って早速任地で服作る!!
企画してくれた勇輝、サプライズしてくれた同期の皆、ありがとう~!!



二日目の大使館レセプションはカメラもっていかなかったので写真はありませんが、大使館の庭で立食形式、日本のお酒やエビの天ぷら、巻きずし、落雁、お好み焼きなどが出されていました。久しぶりの日本食~!




3日目には私も含め同期半分はコトヌーを後にするので、2日目にして全員がそろう最後の夜。レセプションから帰ってきてから皆でレバノン料理屋さんへ。

三か月間会えなかった分もあってか話しはつきない!一緒に居れたのは2日弱だったけど同期のおかげですごくリフレッシュできました。

次皆が揃うのは年末??それまでまたそれぞれの地でがんばろ~う!!


にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ

2017-12-04

村で占い体験!!

週末、孤児院の院長さんが家族のいる村へ連れて行ってくれました。

その村で、ブードゥー教の占いをやってもらうことに。
未来、現在、過去について知ることができる不思議な占いだそうで、自分の聞きたい事、知りたいことや悩み事についてなんでも占ってくれるそうな。


占いの流れはこんな感じ
①自分の聞きたいことを、貝殻に向かってささやく
(日本語でもフランス語でもアジャ語でもOK!!)
②お金と一緒に地面へ置く
(お金は自分の好きな額でOK!私は100Fcfaにした。)
③おじさんが何か唱えながら何かする


④布をかぶせてしばらく置く
~この間に、「中の何か」が日本の神様のところへ行っていろいろ聞いてくる~
⑤「中の何か」が帰ってきたら布を取ってその結果をおじさんが教えてくれる





動画だとこんな感じ。やぎちゃん編。

このあと、私もやってもらいました。
おじさんはアジャ語で占いの結果を話してくれるので院長さんがフランス語に訳してくれました。

私は帰国してから仕事に就けるかどうか聞いたのですが、
・今まで過去にやってきたことからは何も得られていない、成功できていない
・幸運をつかみたいなら自分の家族に料理やお菓子を作って一緒に食べなさい
・一番下の弟が家族の未来の鍵を握っている
ということを告げられました。ほうほう…。

ちなみにやぎちゃんは幸運のために鳥を3羽買えと言われていました。
生贄に、と言っていましたが、殺したり食べたりする必要はないとのこと。

やってくれるおじさんには村の人が頭を地面にくっつけてお辞儀をしていた。
村ですごい偉い人なんだと思います。


その後、ブードゥー教のお堂(?)の中を見せてもらいました。

動物の骨や皮や貝殻、何に使うかわからない道具がいっぱい置かれている…

何に使うのかよくわからない。

おそらくメインで置かれている謎の物体にソダビ(ヤシの実からできた強いお酒)をかける。赤いのはパーム油をかけた跡。

占いをしている間、村の人々が集まってきてました。ギャラリーの皆さん。おじゃましました~!

写っているフランス人女性は一緒に行ったタンティーさん。連れて行ってくれた孤児院の院長さんのところでボランティアをしているそう。

Facebookを通じて院長さんと知り合ったことがきっかけで、個人的にベナンに来ているそう。決して若いとは言えない年なのに、アクティブですよね。

タンティーさんは毎日この院長家族と過ごしていて、私たちのことも「みんな私の娘達よ~!」と言って非常にかわいがってくれています。


村を後にして、皆でお昼ごはん。クスクスをご馳走になりました。


タンティーさんはニューカレドニアに住んでいたそうで、よくきれいな海の写真を見せてくれます。行ってみたい!!
結婚式やらハネムーンで来る日本人も多いそうです。

その後この日車を運転してくれた運転手さんの住む村へ。おうちにおじゃましました。
ソダビの入ったボトル。ボトルには動物の骨や鳥の羽とかいろいろついている。このソダビにはグリグリ(おまじない)がかかっていて、飲むと交通安全に効くとか。一応飲んだ。
こっちもソダビ。中にお人形さんが入ってる!
彼ら曰く「ボトルの中に人形が入っているなんて不思議だろう!魔法で入れたんだよ」とのこと。


そしておじいちゃんに面会。なんと120歳だそう。

親子三代揃って記念写真。左から孫・おじいちゃん・息子
このおじいちゃん、今でも農作業を毎日やっているくらい元気で、周りの人々によると
「彼は非常に健康で体力もあり、ここからロコサまで歩いて行けるんだ!」

とのこと。ロコサはここから車でも1時間以上あるところ。
「え~?!信じられない!!」
というと「いや本当だ!!」と周りの皆さんに怒られた。ごめんなさい。

とまぁいろいろ、普段できないことをやったり見たり、不思議体験溢れる楽しい休日でした。
こういうところには連れて行ってくれる人がいないと行けないので、本当にありがたい!

こんな風に個人旅行とかではいけないような場所を訪問したり、ブードゥーの占いやってもらったり…っていうツアーあったらもっと観光客とか増えそうな気がするんだけどなぁ。

私がいる間にベナン来たい!と言ってくれている人もちらほらいるので、これからももっとディープなベナンを発掘しておきます。

誰か知人でもいないとなかなか来ない国だと思うので、ぜひぜひ遊びに来てください。
皆さんのベナン訪問、お待ちしてます!!



*******************

私がHIV検査を受けた話カレシの元カノの元カレを、知っていますか?
の二つの記事、たくさんの人に読んでいただき、特に検査を受けた話の方は400近くの閲覧数までいきました。


自分で書いて自分でFacebookでもシェアしたものの、やっぱりどんな反応が来るかドキドキして、書いてる最中も「この書き方でいいかな、この言い回しで良いかな」と何回も読んでは書き直して悶々として…ということをやっていました。


なので、ラインやメッセージ、Facebookでのコメントなど、いろんな人が反応してくれた上に、「自分も受けようと思った」と言ってくれる人も多くて、勇気出してよかった、思い切って書いてみて良かったなぁ…と思いました。

協力隊ブログの注目記事ランキングにものってました

こんなに多くの人に見てもらっただけでも、書いたかいがあったと思っています。
皆さん本当に、ありがとうございました。


にほんブログ村 海外生活ブログ 青年海外協力隊へ